2019/02/07 0:00 28PV

【初心者必見】テニスの世界ランクが決まるポイントの加算方法や仕組みとは?

テニス選手に必ずと言っていいほど付いて回るのが世界ランキング!今回は、世界ランキングがどのように決められているのかを見ていきます。

テニス選手の話題が取り上げられるとき、よく〝世界ランキング〟というワードを耳にします。「世界ランキング◯位の錦織圭」とか、「大坂なおみが世界ランキングを◯位に上げた」など、選手名とワンセットで紹介されますよね。
その世界ランキングがどのように決められているのか、気になったことはありませんか?たくさん優勝している選手がランキング上位にくること位は想像できますが、具体的にどのように決まるのかも知っておきたいところですよね。
そこで今回は、テニス選手の世界ランキングが決まる仕組みについて見ていきます。

ATPワールドツアーについて

まず押さえておきたいのが、プロテニス選手が参戦する大会についてです。プロテニス選手は、毎週世界各地を転戦しながら、トーナメント方式の大会に参戦します。その一連の大会をツアーと呼び、ツアーは男子と女子で運営する組織が異なります。
また、全ての大会の頂点に立つグランドスラムは、男子ツアー、女子ツアーのいずれとも異なる組織によって運営されています。

テニス 

この記事では、男子のプロ選手が参戦するATPツアーを取り上げながら、世界ランキングが決まる仕組みを見ていきます。

ATPワールドツアー

ATPツアーは、<図1>に示すように、グランドスラムを頂点とし、マスターズ1000、500シリーズ、250シリーズ、チャレンジャーツアー、フューチャーズの順に、ピラミッド状に構成されています。
この内、マスターズ1000からチャレンジャーツアーまでをATPが運営し、グランドスラムとフューチャーズはITFが運営しています。
また、ツアー公式戦はグランドスラムから250シリーズまでで、チャレンジャーツアーとフューチャーズは、ツアー公式戦に出場するための下部大会と位置付けられています。

そして、ATPツアーは、カテゴリー(大会のランク)ごとに、成績に応じて獲得できるポイントが決まっていて、各選手が一定期間に獲得したポイントによって、世界ランキングが決まる仕組みになっています。

テニス 

ポイントの加算期間・集計方法

それでは、どの期間のポイントがランキングにつながるかを見ていきます。
そこで、まず押さえておきたいのがランキングには2種類あるという点です。具体的には、世界ランキングと年間ランキングの2つです。
世界ランキングは、ATPランキングとも言われ、直近の1年間(52週)に出場した大会で、獲得ポイントが高かった上位18大会の合計ポイントによって決定します。通常メディアなどで伝えられるランキングであり、選手のシード権もこのランキングを元に決定されます。
一方で、年間ランキングは、ATPレースとも言われ、その年度(1月~シーズン終了まで)に出場した大会で、獲得ポイントが高かった上位18大会の合計ポイントによって決定します。そして、年間ランキングで上位8位までに入ると、ツアー最終戦のATPファイナルズに出場することができます。
例えば、シーズンが1月から10月までとすると、世界ランキングと年間ランキングは、<表2>に示す形で決定されます。

テニス 

各ツアーのポイントと賞金の詳細

テニス

ATPツアーは、カテゴリー(大会のランク)ごとに、成績に応じた獲得ポイントが決まっています。また、賞金についても上位のカテゴリーほど高くなります。
まずは、カテゴリーごとの獲得ポイントを見てみましょう。

テニス 

ATPワールドツアー・250シリーズ

ツアー公式戦の中でもっとも下位にあるカテゴリーで、優勝すると250ポイントを獲得できます。
1シーズンで約40大会が開催され、賞金総額は$437,000~$1,240,000、優勝賞金は$78,000~$210,000です。

ATPワールドツアー・500シリーズ

ツアー公式戦の中で下から2番目のカテゴリーで、優勝すると500ポイントを獲得できます。
1シーズンで13大会が開催され、賞金総額は$1,460,000~$3,150,000、優勝賞金は$315,000~$678,000です。
日本で開催される500シリーズの大会としては、毎年10月に行われる「楽天ジャパンオープン」があり、2012年と2014年に錦織圭選手が優勝しています。

ATPワールドツアー・マスターズ1000

ツアー公式戦の中でグランドスラムに次ぐカテゴリーで、優勝すると1000ポイントを獲得できるため、ランキングに大きな影響を与えます。
1シーズンで9大会が開催され、賞金総額は$4,500,000~$7,000,000、優勝賞金は$895,000~$1,190,000です。
世界ランキング上位選手にはマスターズ1000への出場義務があるため、グランドスラム並みに強豪選手が集う、ハイレベルな大会です。
また、9大会すべてに優勝すると、ゴールデン・マスターズの称号が与えられますが、シングルスではノバク・ジョコビッチ選手が唯一達成しています。

グランドスラム

ツアー公式戦の中で最上位に位置するカテゴリーで、優勝すると2000ポイント、準優勝でも1000ポイントを獲得できるため、ランキングに非常に大きな影響を与えます。
1シーズンで開催されるのは、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープンの4つで、これらを総称して4大大会とも言います。
賞金総額は$18,100,000~$23,100,000で、優勝賞金は$2,100,000~$3,500,000と、他のカテゴリーと比べても破格の金額です。ちなみに賞金が最も高額なのは全米オープンで、優勝賞金は$3,500,000(約4億円)です。
グランドスラムはテニス大会として最高の権威をもち、4大大会で優勝することはテニス選手にとって最大の栄誉とされています。1回優勝するだけでも大変な道程ですが、年内に4大大会の全てを制覇することを「年間グランドスラム」と言います。これまでに年間グランドスラムを達成した選手は、男子で2人、女子で3人しかいません。特に現代では、4大大会の全てでコートの材質が異なり、競技レベルも格段に上がっていることから、年間グランドスラムの達成は極めて困難とされています。

まとめ

今回はテニスの世界ランキングの決定の仕組みについて、お伝えしてきました。最近では日本国内でも盛り上がりを見せているテニス。錦織圭選手や大阪なおみ選手の名前はスポーツニュースなどでも聞かない日はないほどですね。今回世界ランキングの仕組みを知ったことで、彼らの活躍がどれだけ凄いかがよりわかったのではないでしょうか!これからも日本テニスの発展をみなさん一緒に見届けましょう!

参考URL *こちら参考できそうなリンクを記載しています。

3分で分かるテニス世界大会のランクと仕組み!(テニスマニア1)

http://tennismania1.com/テニス世界大会のランクと仕組みが3分で分かる%EF%BC%81/

ATP ランキング「レース」とは?ランキングの仕組みとポイント表(TennisPlayers.info)

https://tennisplayers.info/how-to-calculate-atp-ranking-race/

男子プロテニス協会(Wikipedia)

https://ja.wikipedia.org/wiki/男子プロテニス協会

この記事の記者紹介
スポタス編集部

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ダブルスのポジションも後衛がサーブを打つとき前衛は相手レシーバーの前に立ちます。相手の前衛は自分ペアの後衛(サーブを打つ人)の前に立つことになります。サーブを打つ側の前衛は相手が打つリターンをポーチしてポイントが取れれば最高です。リターンがクロスに返ると決めつけて真ん中に寄りすぎると反対側のサイド(レシーバーの正面)が空いてしまいます。ここを速い球で抜かれてしまうと後衛はフォローできません。クロスであれば例え取れなかったとしても後ろの後衛が対応できますが、前衛の外側を抜かれてしまってはフォローすることはできません。 結論をいうとサービスゲームの際の前衛のポジションは相手のリターンでサイドを抜かれないようにすることとポーチに出ることのできる位置となります。具体的にいうと自陣のサービスコートの真ん中でネットの前から1.2歩下がった場所といったところですね。このあたりが基本となります。 リターンゲームの場合、サービスはリターンを打つレシーバーが打つわけですから相手前衛のポーチに備えるべきです。サービスゲームの位置のまま後ろに下がり自陣のサービスコートから出るくらいの位置が理想です。サービスゲームではリターンへの対応ができるようネット際にリターンゲームでは相手前衛のポーチに備えサービスコート後方に立つとしましょう。 (前衛のポジションについてはこちらの記事でもご紹介しています) 前衛がポーチに出るタイミング 前衛の役割がポイントを取るために「ポーチに出る」という行為が必要です。ポーチとは相手後衛が自分の後衛に打った球を飛び出してボレーすることです。リターンの時でも後衛同士のストロークでの展開の時に使ったりします。 自分の正面にいる相手後衛がクロス方向に打つわけですから相手後衛がボールを打つ前にポーチに出てしまうとストレートに打たれてしまいます。相手後衛がボールを打った瞬間にセンターに出るタイミングが重要になります。前衛でポーチに出てボレーするのはダブルスの醍醐味でもあるのでタイミングを見計らってポーチに出ることを意識しましょう。 ボレーは足元などとりづらい場所を狙う 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スマッシュは必ずしも1球で決める必要はなく、確実に入るスマッシュを何球も打って相手の体勢を崩させて決めると言う方法も有ります。これはスマッシュに限らずすべてのポイントに言えることですが、同じ1ポイントなら確実にポイントをとれるよう打ちましょう。 まだテニス歴の浅い人ならスマッシュを打たない選択もあります。1バウンドさせてからならミスの可能性も低いですし確実にポイントを取るために余裕も生まれることでしょう。ストロークで打ち込むこともできます。スマッシュを打たない選択もあることを覚えておいてください。 テニスのダブルスでの後衛における基本的な戦術 サーブは相手レシーバーのバックハンドを狙おう テニスを覚えるときに最初のハードルとなったのはバックハンドではないでしょうか?バックハンドはテニス以外ではあまり見ることのない身体の動きですので、大体の人にとってはフォアハンドより苦手です。ストロークでもリターンでもバックハンドのほうが苦手であればそれを利用しない手はありません。もちろんサーブをバックハンド側に打ち込む技術は必要になりますがうまくいけばチャンスボールとなって返ってきますからバックを狙いましょう。 これはサービス以外でも当てはまります。試合前の練習がきちんとあるところは練習の時に相手のバックハンドのレベルが確認ができますし、サーブを両サイドで2本ずつ打って練習終了という場合もありますがこの場合も基本バック狙いで様子をみましょう。 ストロークはコースを意識する 前衛のところでも伝えましたが、ストロークを打つときに相手前衛が動きの多い選手だとポーチを警戒してストロークを打つ必要があります。そういう場合はポーチされないよう角度のついたボールを返す事が重要です。 あまり意識するとサイドアウトにも繋がるので確実にかつ前衛にポーチされないボールを打つことが大事になります。また、動き回る前衛に対してはサイド狙いも織り交ぜながら警戒させるようにしましょう。サイド狙いが頭によぎっていればなかなか積極的にポーチには出られなくなります。 まずは前衛にとられないコースを狙うことを心掛けてください。 ロブを有効に使って相手を前に出さない ここまでは主に雁行陣という陣形をイメージして説明してきましたが、ダブルス巧者のペアは平行陣という陣形を使ってきます。並行陣とは、前衛だけではなく後衛もネット近くにポジションを取り、両者がボレーやスマッシュで攻撃するという陣形です。 ネットが存在するテニスにおいて前に出られるというのはその分決定力があがると考えるべきです。ネットより高いボールはチャンスボールとして相手コートに打ち込めるわけですから前に出られないための対策が必要となります。それがロブ(ロビング)です。 ロブは山なりの軌道で相手の前衛の頭上を越える球です。前に出ようとする相手にロブを打てば後ろに走ることになります。横の動きについてはボールが飛んでくるとなんとか対応しようとするのですが前後の揺さぶりは連続して行うと相手のスタミナをかなり奪うことができます。左右よりも半端な距離になるとスマッシュボールとなってしまうので深い相手コートのベースライン付近を狙いましょう。前衛のサイドを抜くのも気持ちいいですが前に出る相手の頭を抜くのもとても気持ちいいですよ。 (ロブの打ち方についてはこちらの記事でもご紹介しています) 陣形について 雁行陣 がんこうじん と読みます。左前の前衛、右後に後衛といったように斜めに並んで前後陣は前衛、後衛の役割分担がはっきりしています。前衛、後衛ともに必要な技術もある程度わかれるので最初のうちは雁行陣でダブルスを行う人がほとんどです。 平行陣 へいこうじん と読みます。先述の通り、前衛・後衛ともに前に出てボレーで来たボールの処理をするのが平行陣の戦いかたです。もちろん2人ともネットにべったりつくわけにはいかないのでボレーといってもハーフボレーやローボレーなどの対応が多くなりため技術的には難しい陣形となりますが、攻撃的ショットであるボレーやスマッシュを2人共が打つ形になりますので使いこなせば非常に強力な陣形です。一般競技者の中でも上級になるにつれて並行陣を使う選手が多くなってきます。 参考動画 下にダブルスの戦術について動画を引用します。こちらは主に戦術について解説されているものです。 まとめ いかかでしょうか。多くのアマチュアプレーヤーはダブルスでテニスを楽しんでいると思います。2人で戦略を立てて戦うダブルスは勝つと喜びも2倍です。シングルスほどの運動量も必要としないので試合経験を積むためにも仲間とダブルスでテニスを楽しんでほしいと思います。 また、テニスサークルをお探しの方については、『SPOTAS+』の『サークル』ページで多数のサークルが登録されていますので、ぜひ一度ご覧下さい。 <参考> テニス ダブルスで楽に勝つための6つの戦略と戦術(30歳からテニスを始めた人のブログ) http://tennis30s.blogspot.com/2013/08/6-strategies-to-win-tennis-doubles.html テニスのダブルスにおける戦術パターン5選(テニログ) https://wanilog.okinawa/tenilog/doubles-tactics-pattern-1255 Youtubeチャンネル『宮澤盛男』 https://www.youtube.com/channel/UCQ-qSc1D5MY31eaeQCtjNSQ