2019/11/19 16:20 653PV

テニスのダブルスの基本的な戦術とは?前衛・後衛のそれぞれの戦術を徹底解説!

テニス

この記事では、テニスのダブルスの基本的な戦術について、シングルスとの違いから前衛・後衛それぞれの戦術について解説します。

テニススクールやテニスサークルなどで仲間とテニスを行っている方は多いと思いますが、中でもゲーム行うときはダブルスで行っている方が多いのではないでしょうか。

2人でペアを組み戦うダブルスは自分ひとりで戦うシングルスとは違い、ペアの2人で戦術を決めて戦う面白さがあります。同じテニスでもダブルスとシングルスは違います。まずはその違いから紹介したいと思います。

シングルスとダブルスの違い

テニスは3種類のゲーム形式があります。それぞれ以下の通りです。

  1. シングルス
  2. ダブルス
  3. ミックスダブルス

この中で、シングルスは一人対一人でダブルスは2人対2人で行います。ミックスダブルスは男女のペアでダブルスを行うということなのでここではダブルスとして扱います。

このシングルスとダブルスのルール上の最大の違いはコートです。テニスコートにはコートの後ろに左右に引かれているベースラインがありコートの横に前後に引かれているサイドラインがありますが、このサイドラインが左右ともに2本ずつ引いてあります。内側をシングルス用のサイドライン、外側をダブルス用のサイドラインとしていてこの内側と外側のサイドラインの間のスペースをアレイと呼んでいます。

つまり一人対一人で行うシングルスではコートの横幅を狭くして行い、2人対2人で行うダブルスにおいてはコートの横幅をシングルスより広くしてゲームを行います。両サイドにあるアレイは幅が1.37mあります。2つアレイがあるのでシングルスのコートは2.74cmダブルスのコートより狭くなるということになります。

テニスにダブルスでの前衛における基本的な戦術

前衛のポジション

前衛といってもどこに立てばいいかわからない。そんな人も多いと思います。では前衛が行うプレーを考えてみましょう。ストローク練習の際その多くはクロス(対角線)で行うことが多いと思います。もちろんストレートでの展開もありますがサーブをはじめテニスは対角線上にボールを打つことが多いスポーツです。

ダブルスのポジションも後衛がサーブを打つとき前衛は相手レシーバーの前に立ちます。相手の前衛は自分ペアの後衛(サーブを打つ人)の前に立つことになります。サーブを打つ側の前衛は相手が打つリターンをポーチしてポイントが取れれば最高です。リターンがクロスに返ると決めつけて真ん中に寄りすぎると反対側のサイド(レシーバーの正面)が空いてしまいます。ここを速い球で抜かれてしまうと後衛はフォローできません。クロスであれば例え取れなかったとしても後ろの後衛が対応できますが、前衛の外側を抜かれてしまってはフォローすることはできません。

結論をいうとサービスゲームの際の前衛のポジションは相手のリターンでサイドを抜かれないようにすることとポーチに出ることのできる位置となります。具体的にいうと自陣のサービスコートの真ん中でネットの前から1.2歩下がった場所といったところですね。このあたりが基本となります。

リターンゲームの場合、サービスはリターンを打つレシーバーが打つわけですから相手前衛のポーチに備えるべきです。サービスゲームの位置のまま後ろに下がり自陣のサービスコートから出るくらいの位置が理想です。サービスゲームではリターンへの対応ができるようネット際にリターンゲームでは相手前衛のポーチに備えサービスコート後方に立つとしましょう。

(前衛のポジションについてはこちらの記事でもご紹介しています)

前衛がポーチに出るタイミング

前衛の役割がポイントを取るために「ポーチに出る」という行為が必要です。ポーチとは相手後衛が自分の後衛に打った球を飛び出してボレーすることです。リターンの時でも後衛同士のストロークでの展開の時に使ったりします。

自分の正面にいる相手後衛がクロス方向に打つわけですから相手後衛がボールを打つ前にポーチに出てしまうとストレートに打たれてしまいます。相手後衛がボールを打った瞬間にセンターに出るタイミングが重要になります。前衛でポーチに出てボレーするのはダブルスの醍醐味でもあるのでタイミングを見計らってポーチに出ることを意識しましょう。

ボレーは足元などとりづらい場所を狙う

ポーチでも前衛同士のボレーの展開でもボレーを打つときに意識してほしいのが相手の足元を狙うことです。腰より高い位置にボールが来るとラケットを出せばなんとか相手に返すことができてしまいます。ネットを挟んでテニスをやる以上ネットより高い球が相手前衛に返れば反対に決められてしまいます。

ボレーは相手前衛の足元を狙いましょう。万が一ボールにラケットが届いたとしてもネットする可能性があります。低いボールはネットを超えるためにどうしても浮きますからこちらのチャンスボールになります。一撃で決める必要はないのです。足元に返すことでチャンスボールが生まれる可能性が高くなるので決めやすくなります。

前衛はとにかく動く

サイドを抜かれないことを説明しましたが、一試合を通してサイドを抜かれてしまうことは普通にあります。サイドを抜かれないようにケアするのは大切なのですが、それに捉われすぎて動けなくなるのはよくありません。自分が後衛の時に相手前衛にされたくないこと。それはとにかく動かれることではないでしょうかクロスに返そうとするポーチに出てくるから厳しいところに返さないといけない。と思わせないといけません。

もちろん後衛も動きを止めようとサイドを抜こうとしたりするのですが、どちらも1ポイントに変わりはなく。サイドばかり狙うこともできませんからとにかくボールに飛びつくのが役目だと思って動き回ってください。決める、決められないというのは大した問題ではありません。テニスは相手の嫌がることを見つけそこに詰め寄るある意味意地の悪いゲームです。

スマッシュは慌てない、力まない

スマッシュで力いっぱいボールを叩きたいですよね。確実に決めることのできるのがスマッシュだと思っている人も多いことでしょう。プロプレーヤーが外すところもあまり見ませんからね。しかしこのスマッシュは決定率が低いのがアマチュアのテニスです。理由は気負いや力みです。力いっぱい打ち込みたいと思いが強く働きその結果気負ったり力んだりするわけです。どんなポイントも同じ1ポイントです。スマッシュがかっこよく相手コートに突き刺さっても中途半端なスイングでかすれたあたりのスマッシュでも決まれば1ポイントです。

スマッシュは必ずしも1球で決める必要はなく、確実に入るスマッシュを何球も打って相手の体勢を崩させて決めると言う方法も有ります。これはスマッシュに限らずすべてのポイントに言えることですが、同じ1ポイントなら確実にポイントをとれるよう打ちましょう。

まだテニス歴の浅い人ならスマッシュを打たない選択もあります。1バウンドさせてからならミスの可能性も低いですし確実にポイントを取るために余裕も生まれることでしょう。ストロークで打ち込むこともできます。スマッシュを打たない選択もあることを覚えておいてください。

テニスのダブルスでの後衛における基本的な戦術

テニス

サーブは相手レシーバーのバックハンドを狙おう

テニスを覚えるときに最初のハードルとなったのはバックハンドではないでしょうか?バックハンドはテニス以外ではあまり見ることのない身体の動きですので、大体の人にとってはフォアハンドより苦手です。ストロークでもリターンでもバックハンドのほうが苦手であればそれを利用しない手はありません。もちろんサーブをバックハンド側に打ち込む技術は必要になりますがうまくいけばチャンスボールとなって返ってきますからバックを狙いましょう。

これはサービス以外でも当てはまります。試合前の練習がきちんとあるところは練習の時に相手のバックハンドのレベルが確認ができますし、サーブを両サイドで2本ずつ打って練習終了という場合もありますがこの場合も基本バック狙いで様子をみましょう。

ストロークはコースを意識する

前衛のところでも伝えましたが、ストロークを打つときに相手前衛が動きの多い選手だとポーチを警戒してストロークを打つ必要があります。そういう場合はポーチされないよう角度のついたボールを返す事が重要です。

あまり意識するとサイドアウトにも繋がるので確実にかつ前衛にポーチされないボールを打つことが大事になります。また、動き回る前衛に対してはサイド狙いも織り交ぜながら警戒させるようにしましょう。サイド狙いが頭によぎっていればなかなか積極的にポーチには出られなくなります。

まずは前衛にとられないコースを狙うことを心掛けてください。

ロブを有効に使って相手を前に出さない

ここまでは主に雁行陣という陣形をイメージして説明してきましたが、ダブルス巧者のペアは平行陣という陣形を使ってきます。並行陣とは、前衛だけではなく後衛もネット近くにポジションを取り、両者がボレーやスマッシュで攻撃するという陣形です。

ネットが存在するテニスにおいて前に出られるというのはその分決定力があがると考えるべきです。ネットより高いボールはチャンスボールとして相手コートに打ち込めるわけですから前に出られないための対策が必要となります。それがロブ(ロビング)です。

ロブは山なりの軌道で相手の前衛の頭上を越える球です。前に出ようとする相手にロブを打てば後ろに走ることになります。横の動きについてはボールが飛んでくるとなんとか対応しようとするのですが前後の揺さぶりは連続して行うと相手のスタミナをかなり奪うことができます。左右よりも半端な距離になるとスマッシュボールとなってしまうので深い相手コートのベースライン付近を狙いましょう。前衛のサイドを抜くのも気持ちいいですが前に出る相手の頭を抜くのもとても気持ちいいですよ。

(ロブの打ち方についてはこちらの記事でもご紹介しています)

陣形について

雁行陣

がんこうじん と読みます。左前の前衛、右後に後衛といったように斜めに並んで前後陣は前衛、後衛の役割分担がはっきりしています。前衛、後衛ともに必要な技術もある程度わかれるので最初のうちは雁行陣でダブルスを行う人がほとんどです。

平行陣

へいこうじん と読みます。先述の通り、前衛・後衛ともに前に出てボレーで来たボールの処理をするのが平行陣の戦いかたです。もちろん2人ともネットにべったりつくわけにはいかないのでボレーといってもハーフボレーやローボレーなどの対応が多くなりため技術的には難しい陣形となりますが、攻撃的ショットであるボレーやスマッシュを2人共が打つ形になりますので使いこなせば非常に強力な陣形です。一般競技者の中でも上級になるにつれて並行陣を使う選手が多くなってきます。

参考動画

下にダブルスの戦術について動画を引用します。こちらは主に戦術について解説されているものです。

まとめ

いかかでしょうか。多くのアマチュアプレーヤーはダブルスでテニスを楽しんでいると思います。2人で戦略を立てて戦うダブルスは勝つと喜びも2倍です。シングルスほどの運動量も必要としないので試合経験を積むためにも仲間とダブルスでテニスを楽しんでほしいと思います。

テニスサークル運営者の方

SPOTAS+の『サークル』で、あなたのテニスサークルを広く宣伝しませんか?簡単に登録して皆にサークルの魅力を伝えよう!

テニス仲間をお探しの方

SPOTAS+の『サークル』では、多くのテニスサークルが登録されています。ぜひこちらもご活用下さい。

<参考>

テニス ダブルスで楽に勝つための6つの戦略と戦術(30歳からテニスを始めた人のブログ)

http://tennis30s.blogspot.com/2013/08/6-strategies-to-win-tennis-doubles.html

テニスのダブルスにおける戦術パターン5選(テニログ)

https://wanilog.okinawa/tenilog/doubles-tactics-pattern-1255

Youtubeチャンネル『宮澤盛男』

https://www.youtube.com/channel/UCQ-qSc1D5MY31eaeQCtjNSQ

この記事の記者紹介
スポタス編集部

おすすめ記事

テニスの『ツイストサーブ』ってなに?『ツイストサーブ』について打ち方やコツを解説!

ツイストサーブは硬式テニスではとてもポピュラーなサーブですが、同時に敷居の高いサーブという印象を持つ方も多いです。 フォルトが少なく相手がリターンしにくい特徴を持つ、有効なサーブですが、一方で打ち方が特殊な為、初心者には難しいサーブでもあります。ここでは、テニスのツイストサーブとはどういったものかについてコツ、効果的な練習方法について解説します。 硬式テニスのツイストサーブとは 硬式テニスのサーブにはフラットサーブ、スライスサーブのほか、ツイストサーブという球種があり、ツイストサーブと近いサーブとしてキックサーブやスピンサーブがあります。 ツイストサーブの軌道は右利きの人を想定すると、自分から見て右側、高く弾むような軌道で飛んでいいくサーブです。これはリターンする相手の立場を想像すると分かりますが、バックハンド側に飛んでいくことになります。その為、相手からすると予想を裏切る軌道で飛んでくることでリターンの難しいサーブとなります。 また、テニス初心者ではツイストサーブを打つ人が少ないため、リターンの練習をしたり経験をつむ事が難しく、苦手な人も多いサーブでもあります。 一方、テニス上級者の場合ではツイストサーブはとても多用される傾向にあります。習得が難しいサーブではありますが、一度コツをつかんでしまえば試合を進める上で非常に頼れる武器になりますので、ぜひ一度チャレンジすることをおすすめします。 ツイストサーブ・スピンサーブ・キックサーブそれぞれの違いは? 上述のように、硬式テニスではツイストサーブの他、スピンサーブやキックサーブという種類のサーブがあります。これらの違いについて解説します。 これらのサーブは硬式テニスで同じように語られることが多く、競技者の方でも混同している事が多いです。ここでは簡単に違いを解説します。 まずツイストサーブは、体をひねって打つサーブを意味します。そのことからツイストサーブと呼ばれます。右利きの方が打つと右側に流れていくサーブです。 スピンサーブはボールに縦回転がかかったサーブで、こちらもバウンド後に高く弾むことが特徴です。 キックサーブも同じように回転して弾むサーブではありますが、縦回転でかつ右方向に跳ねるサーブを指します。 これら3つのサーブは相手コートで跳ねるという点で共通しています。おおまかに分かりやすいイメージで言うと、跳ねるだけのサーブを指すならスピンサーブ、右方向に跳ねるサーブがツイストサーブもしくはキックサーブと考えると分かりやすいです。 硬式テニスにおけるツイストサーブのメリット ここではツイストサーブのメリットについて解説します。 回転のしっかりかかったツイストサーブはフォルトしにくく、相手の体勢を崩す攻めのサーブになる ツイストサーブは縦回転に近い回転がボールにかかる為、トップスピンストロークと同様に空気抵抗によりボールが大きく落ちる軌道を描きますその為、バックアウトのフォルトを減らす事ができ、サーブが安定します。 また、これは右利きの選手が右利きの選手と試合する場合です、ツイストサーブを手バックハンド側に打つことでボールがコート外に逃げていくサーブになります。相手は跳ね上がるサーブ高い打点でバックハンドで打つ必要があります。一般的に、高い打点のバックハンドリターンは難易度の高いショットですので、相手は難しいショットを打つしか選択肢がなくなってしまい、効果的な良いリターンを打つ事ができなくなります。 リターンを打つ事ができても、コートのサイド側に立って打つ事になりますので、リターン直後にオープンコートをつくって展開を有利にすることができるのもメリットです。 相手は力を乗せてリターンしにくい 先述の通り、一般的に高い打点のバックハンドリターンは難易度が高いと言われています。その為、力を乗せた攻撃的なリターンが非常に難しく、リターンで攻め込みずらくなります。この点もツイストサーブのメリットと言えるでしょう。 ツイストサーブの仕組みとは? テニスのツイストサーブを上達させるには、打ったボールについてどういう風に曲がって跳ねるかを知ることが近道です。それはフラットサーブやスライスサーブとは異なっている為、ツイストサーブ独自の仕組みを理解しておく事が必要だからです。 テニスボールの回転方向 これも先述の通り、ツイストサーブは相手コートにボールが届いいてから、急に右に跳ねあがります。これは右斜め上の回転になります。サーブの回転はよく時計に例えられますが、ツイストサーブの回転は時計で左下から右上に7~8時から1~2時方向に向けた回転のかかったサーブになります。 そのため、相手コートについたボールは回転方向、つまり右側に進みます。 ボールが高くバウンドするのは? ツイストサーブはネットの高い位置を通過して、相手コートで弾けるように跳ね上がる軌道を描きます。この高くバウンドさせる為に必要なのはサーブの高さです。 ボールを低い位置から落とすのと高い位置から落とすのでは後者の方がバウンドが高くなりますよね?ツイストサーブの高いバウンドも同じ理屈です。ただし、ボールの軌道が高いとバックアウトでフォルトしてしまいますので、縦回転をかけてボールを沈み込ませる必要があります。そういった意味で、縦回転は高くバウンドさせる為ではなく、サーブの軌道を高くしてもフォルトしない為にかけるという事を覚えておきましょう。 グリップについて ここからは具体的なコツです。 ここまでの解説から、効果的なツイストサーブを打つには回転の強さと、方向のコントロールの二点が大切とわかるかと思います。回転の方向を間違っていると、いくら練習しても上達には繋がりません。ここでは4つの打ち方のコツを意識して、細かく調整してベストな感覚を体で覚えていきましょう。一つ目はグリップについてです。 コンチネンタルグリップで握る グリップの握り方は回転をかける上でとても重要です。 硬式テニスのサーブでは、コンチネンタルグリップという握り方が基本です。 コンチネンタルグリップはとは、ラケットを地面に対し垂直になるように持ち、利き腕で握手をするようなイメージのグリップです。ちょうど包丁を持つような握りである事から『包丁握り』と呼ばれたりします。 ツイストサーブは手首を使ったプロネーション(回内運動)が必要なため、コンチネンタルグリップが適していると言えます。 もしコンチネンタルグリップでも上手くいかないときは、更に30度くらい反時計回りにグリップを持ち替えることもお勧めです。薄く握ることができるため、より回転がかかりやすくなるでしょう。 このグリップは馴染む人と馴染まない人がいるので、トライしてみて自分に合うか確認してみましょう。 トスの位置 二つ目はトスの位置です。 テニスのサーブではトスの位置がとても重要になります。特に気を付けたい点として、ツイストサーブを打つ場合は、スライスサーブやフラットサーブとはトス位置がかなり異なってきます。初めは違和感を感じたり上手く当たらなかったりします。ですが、トス位置が正しくないと適切な回転をかける事ができないため、トス位置の意識は重要です。 効果的なツイストサーブの基本のトス位置 ツイストサーブは左下から振り上げるようにスイングして回転をかけるため、トスの下に体をそらして潜り込むようにして構えて打ちます。そのため、トス位置については体を反らしたときの頭の上になります。 トス位置については頭の後ろにと教えられる事もありますが、頭の後ろにトスをすると体重が乗らなず軽いサーブになりやすいのであまりおすすめしません。また、必要以上に体をそらす事が多くなり、怪我にも繋がります。 ツイストサーブのトス位置は「頭の上でネットより」がベターでしょう。 スイングの方向 三つ目はスイングの方向です。 ツイストサーブを打とうとすると、その時のスイング方向は、フラットサーブと比べて全く異なります。 フラットサーブはシンプルで、ボールを飛ばしたい方向にスイングします。そのためボールの進行方向とテニスラケットの軌道が同じ方向になります。 一方、ツイストサーブでは大きく回転をかけるようなスイングになります。その為、体の外側に向かってスイングをしなければなりません。このスイング軌道はなかなかイメージが難しいですが、コツを覚えられるように練習しましょう。 スイングは左下から右上に 上述のように、ツイストサーブを打とうとする時のスイング軌道はボールの左下から右上に向かいます。時計で例えると7~8時から1~2時に向かって回転をかけ、体の外側に向かってスイングします。 また、スイング後のいわゆるフォロースルーも、体の外側を通るようにすることを意識しましょう。 ボールの回転方向を意識して、打点・スイングの方向を調節することが大切です。 スイングは振り抜くイメージ スイングの際のコツは、テニスラケットを振り抜くことです。慣れないとどうしてもゆっくり入れるスイングになりがちですが、スイングが弱いと回転がかからなくなってしまい、かえってフォルトになってしまいます。 振り抜くことでスイングスピードが上がり、回転がかかります。 回転量の調節は、当たりの厚さで調節します。 当たりの厚さをどう調節するか ツイストサーブにおける当たりの厚さを調節するためのコツを紹介します。 まず、ツイストサーブのフォームで相手ベースラインまで届くよう打ちます。これが最も厚い当たりです。 次に“シュッ”という音をさせるように、こするように当てて自分のコート側に着地させます。これが薄い当たりです。 この2つを繰り返し、ちょうどいい厚さを調整するのが上達の早道です。 体の使い方 四つ目のポイントは体の使い方です。硬式テニスのツイストサーブは体を傾けて打ちます。その為、他のサーブよりも体幹による影響が強いです。 ですが、必ずしも強い体幹が必要という訳ではありません。体の使い方をマスターすることで、筋力が弱い方でも効果的なツイストサーブを打つ事ができます。 胸を張って打つ テニスのツイストサーブでは、下から上に打ち上げるようなスイングが重要です。 そのためには、先述のように体を打点の下に入れるよう傾けて、下から上にスイングをすることが重要です。 その為、胸を打点に向かって突き出すように張ってからスイングを始めることをお勧めします。あまり体を傾けしぎるとスイングが安定しなくなってしまいますので、傾きのバランスは練習しながら調整が必要です。 体を開かないようにする テニスのツイストサーブは体が相手コート側を向くようにして打ってしまうと軌道が低くなりがちです。そして軌道が低いと跳ねないサーブになってしまいます。そのため、体を開かないように心がけましょう。 体を開かないように抑えるコツは2つです。 1つは構えた時の足のスタンス。 ツイストサーブを打つ際のスタンスは、右足を半歩~1歩後ろに引く形です。 もう1つは、スイングの時に左ひじを胸に寄せるよう引いてスイングします。左手の位置が適切であれば、体を開かないように左手がロックしてくれます。結果、自然と上向き軌道の跳ねるツイストサーブになります。 まとめ いかがでしたでしょうか。 習得にコツが必要なツイストサーブですが、一度マスターしてしまえば強力な武器になります。特にセカンドサーブでは、フォルトしずらく相手のリターンも甘くなりがちなツイストサーブは有効です。 上達を目指すのであれば、ぜひツイストサーブにチャレンジしてみて下さい。 また、こちらの動画ではツイストサーブの打ち方について解説されています。こちらも併せて参考にしてみて下さい。 テニス仲間をお探しの方 SPOTAS+の『サークル』では、多くのテニスサークルが登録されています。ぜひこちらもご活用下さい。 テニスサークル運営者の方 SPOTAS+の『サークル』で、あなたのテニスサークルを広く宣伝しませんか?簡単に登録して皆にサークルの魅力を伝えよう! <参考> SPOSHIRU https://sposhiru.com/794f05fe-51c1-4129-9ea8-1985e62a4ae1 TENNIS NAVI https://tennisnavi.jp/article/lesson/100551/ 違い.net https://xn--n8jv600a.net/tenisusaubu/ Activeる! https://activel.jp/articles/WskrF YouTubeチャンネル『Tennisrise テニス ライズ』

スライスサーブってどうやって打つの?コツやフォームを分かりやすく解説

この記事ではサーブの種類の中で比較的打ちやすく効果的なスライスサーブについて、メリットや打ち方のコツやフォームについて解説します。 サーブには、大きく分けてフラット、スライス、スピンの3種類の打ち方があります。中でもスライスサーブは非力な女性や高齢のプレーヤーでも比較的打ちやすく、バウンドしてから滑るように変化するため、試合でも効果的なサーブです。このスライスサーブについて、打ち方のコツとフォームについて解説します。 テニスでスライスサーブを打つメリットデメリット スライスサーブはメリットが多く、デメリットはあまり考えつかないほどですので、テニスプレーヤー皆さんにおすすめのサーブです。 メリット 強い筋力を必要とせず、非力な女性や高齢プレーヤーでも打ちやすいサーブです。 相手コートにバウンドしてから滑るようにボールが変化します。相手は低いボールを打ち上げるように打たざるをえず、こちらは浮いたボールを攻撃しやすくなります。 球速がやや遅いので入れやすくセカンドサーブとして効果的です。 右利きはデュースサイド、左利きはアドサイドからのサイドラインを狙ってのスライスサーブはポイントが取りやすく試合で有効です。(理由は後述します) デメリット 強いて言えば球速が多少遅いことから相手がレシーブをしやすくなりがちです。 どんな場面でスライスサーブを打つのか サーフェスがオムニ、カーペット、ハードコートのように表面が滑りやすいコートはスライスサーブの滑るボールが有効です。コートがボールの球速をアップしてくれますし、バウンドが低くなって相手はレシーブしにくくなります。 ボールにスライス回転をかけることで、ファーストサーブに使われるフラットサーブよりも多少球速が遅くなりますので、サーブが入りやすくなります。絶対にファーストサーブを入れたい場面やセカンドサーブに適しています。 サーブからネットに前進する際に、あまりに速いサーブの場合は自分がネットポジションに着く前にレシーブが返球されてしまいます。スライスをかけて多少球速を落としたスライスサーブは、自分がサービスライン近くのファーストボレーをしやすいポジションに着くのにも余裕ができますし、相手はレシーブする際にボールが変化することもあって打ち損じしやすく、試合に有効です。 右利きはデュースサイド、左利きはアドサイドからのサイドラインを狙ってのスライスサーブは、相手をコート外に追い出すことができるためにオープンコートを作りやすく、ポイントが取りやすいです。特に左利きはゲームポイントのかかるアドサイドからスライスサーブを打てるため有利です。サービスラインとネットの中間あたりにバウンドするサーブはかなりボールに角度がつくため、相手はレシーブに困るはずです。 右利きのデュースサイドからセンターラインにスライスサービスを打ちますと、サイドスピンが効いて相手のボディーに食い込むようなサーブになります。ボディーへのサーブは相手の打ちにくいショットの一つです。 同じように右利きのアドサイドからサイドラインへのスライスサーブも、相手のボディーに行きますのでこれもレシーブしにくいショットになります。 左利きのデュースサイドでセンターへのサーブは、相手が右利きの場合、バックサイドに遠く切れるように行きますのでレシーブしにくくなります。 また、左利きのアドサイドでのセンターへのサーブは、相手のボディーに行きますのでこれも打ちにくいショットになります。 (※テニスの左利きのメリットについてはこちらの記事でもご紹介しています) テニスのスライスサーブを打つコツ テニスのスライスサーブを打つコツについて、グリップ、トス、スタンス、打点、スイングのそれぞれで紹介します。ここでは右利きのプレーヤーを想定して説明します。 グリップについて スライスサーブではコンチネンタルグリップと呼ぶ、包丁を握るように持つグリップが適しています。手首を上手く使いやすく、スライススピンをかけやすくなります。 トスの位置 トスは右斜め前に上げます。やや右側に上げることでより多くのスライス回転をかけることができます。トスを上げるには手首を使わないように、水の入ったコップを持ち上げるようにしてボールを投げ上げてください。 スライス回転をかけるとボールの球速が落ちます。球速を落としたくない時にはややトスの位置を内側に上げることで、回転の量を少なくしフラットサーブに近いサーブを打つことができます。 スタンス 両足のつま先を結ぶ線が狙う方向になるようにスタンスを取ってください。このスタンスのことをスクエアスタンスと呼びます。その際の両足の幅は肩幅よりも少し広いくらいになります。 打点 ボールの右側をナイフで削るようにこすりスピンをかけます。カットの仕方は、手刀を振り下ろすように素振りをしてみてください。打点は多少低くても構いません。 回転のかかり具合を確認したい場合には、ビニールボールを用意してください。スイカやサッカーボールの柄があるビニールボールの右側をカットするように打つと、回転がかかっているかどうかが柄の回転でよくわかります。 スライスサーブの場合、回転の関係で右利きだと狙いよりも左側に切れがちになります。ボールの変化の度合いによりますが、あらかじめ狙いは多少右側に定めることがコツになります。 スイングの仕方 スイングは1・2・3のリズムで行ないます。1でトスを上げながらラケットを振り上げ、2でラケットを肩に担ぎ、3でボールを打ち左腰に向かって振り切ります。 初心者のうちはラケットを持つ手首をあまり使わない方がサーブは安定します。ボールのスピードを上げるために手首を使う方が多いのですが、ボールの打点が不安定になりがちです。スピードを上げるには手首を使うより腕全 体で腕のしなりを使うように心がけてください。腕をむちのように使うとボールにパワーが出ます。 スイングは、フラットサーブではできるだけ高い打点で打ち下ろすように打ちますが、スライスサーブでは、野球のピッチャーがスリークォーターで投げるように、多少斜め上から打ち下ろす感じになります。その方がスライススピンもかかります。 参考動画 この動画ではテニスのスライスサーブの打ち方について解説されています。こちらもぜひご覧下さい。 まとめ スライスサーブのメリットと打ち方のコツを解説しました。 サーブは速ければよいとは限りません。球速は遅くても角度をつけたり、相手のレシーブミスを誘うような回転をかけたり、コースを狙ったりすることでポイントを奪うこともできます。 ファーストサーブで確率の悪い速いサーブを打ち失敗、セカンドサーブでひょろひょろのサービスを打ち相手にレシーブを打ち込まれる初心者の方が多くみられます。ファーストサーブからスライスサーブを使ってみるのはどうでしょう。 スライスサーブは非力な女性や高齢の方でも打ちやすく、セカンドサーブにも適したサーブです。また、ファーストサーブとしてもバウンドしてから滑って相手がレシーブしにくく、試合で有効なサーブになります。コートサーフェスが滑る場合にはなおさら効果的です。ぜひスライスサーブをマスターしてご自分の得意なサーブにして、試合で有効に使ってみてください。 (※スライスサーブの打ち方についてはこちらの記事でも解説していますので、併せてご覧ください) テニス仲間をお探しの方 SPOTAS+の『サークル』では、多くのテニスサークルが登録されています。ぜひこちらもご活用下さい。 テニスサークル運営者の方 SPOTAS+の『サークル』で、あなたのテニスサークルを広く宣伝しませんか?簡単に登録して皆にサークルの魅力を伝えよう! <参考> テニス上達Note YouTubeチャンネル『テニスの拳』 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpehss/advpub/0/advpub_14007/_pdf