2020/01/20 17:30 377PV

テニスの正しいサーブフォームを身に付けるためには?コツと練習方法を分かりやすく解説!

テニス

テニスで誰にも邪魔されずに思いっ切り打ち込めるのがサーブです。しかし、その攻撃的なサーブも安定したフォームに裏打ちされていなければ、たまたま決まっただけに終わるケースも多いですね。或いはファーストサービスが決まらないと、たちまち今度はセカンドサービスのダブルフォルトの心配が出て来ます。ここでは、正しいサーブフォームを身につけるコツと練習方法を解説します。

自分のサービスゲームで15対40とリードを許し、ブレイクの危機に面した時にサービスエースでデュースまで持ち込めたら最高ですね。そんなバズーカ砲とも言うべきサーブが身についたらと日夜夢見るテニスプレイヤーは多いはずです。実際のところ、エース2本はプロでもハードルが高いですが、私たち一般プレイヤーでもここぞの1本は時々出ることがありますね。そんなサービスエースやフリーポイントが稼げるサーブが決まった時の爽快感は例えようがありません。しかし、ダブルフォルトが少なく安定したサーブを打てる方がゲームを支配できるのが一般的です。トップ10に返り咲いた錦織選手も、スピード重視からワイドに逃げるサーブやスピン量の多いキックサーブなどサーブの改善に取り組んで来ました。ここでは、どうしたら正しいサーブフォームが身につくか、基本的なサーブのコツと練習方法について見て行きましょう。

テニスのサーブのフォームを正しくするために気を付けるべきこと

フランスの貴族の遊びから始まってイギリスで進化したテニスは、かつてネットを中心に扇型のコートが2つ付いた蝶ネクタイのような形状だったのをご存知でしょうか?当時のサーブは現在のように超攻撃的なものでは無かったはずです。同じ英生まれのバドミントンのサーブを見れば納得ですね。それ程進化したものがテニスのサーブですが今も進化しています。ここでは、フラットサーブを中心に解説します。

グリップの握り方

コンチネンタルは万能グリップ

ラケットを地面に対し垂直になるように持ち、利き腕で握手をするイメージで握るグリップです。包丁を持つような握り方なため、『包丁握り』と呼ばれることも多いです。コンチネンタルはテニスのサーブを打つ上で非常に有効なグリップで、このグリップであれば大抵のサーブを打つ事ができます。初心者の方にはまずコンチネンタルグリップでサーブを打てるようになることをお勧めします。

グリップはゆったりと握る

インパクトの瞬間に最大の力が発揮できるように、ボールを待つ間はリラックスした状態を保ちましょう。小指と薬指で持つ感じで他の指は自然に添える程度です。グー握りは厳禁です。

トスアップ

トスアップの位置を毎回安定した場所に出来るかがとても大切ですが、それ以上にパワーのあるサーブを打つためには下半身のバネをボールにしっかりと伝えることが重要です。

構え

サーブを打つ方向をイメージしながら、ボールとラケットをゆっくり下ろして行きます。肩幅程度に開いた足幅で身体全体をリラックスさせましょう。体重はやや前足にかけます。

コップを掴むようにボールをもつ

コップを横から軽く掴むようにボールを持ち小指がボール下を支えます。ボールを下から5本の指で握ってしまわないこと。手首の返しでトスの高さや方向が毎回違って来てしまいますね。

腕が伸びきったらボールをリリース

毎回同じ位置でボールをリリース出来るようにします。腕は伸びきった状態でリリースしますが、膝は伸びきってはダメですね。

テイクバック

正確なトスの位置とテイクバック次第でサーブの成功率が決まって来ます。プロの試合でも、トスが流れてテイクバックが普段と違うと不思議とサービスフォルトになっていますね。

上半身のひねりがパワーの源泉

体の後ろ側に肘が来ることで上半身のひねりが生まれます。初心者は上半身がほとんど正面を向いたままテイクバックに入ってしまうのでパワーが生まれません。

右肘は両肩のラインよりも上に

肘が下がり過ぎると手首が上向きになりボールを打ち上げてしまいます。また、ラケットよりも先行する形で肘を上げてスイングに入るのに支障が出て来ます。

レッグドライブ

テイクバックまで曲げておいた膝を伸ばしながら地面を蹴ってジャンプします。まるでNASAの宇宙ロケット発射の際のリフトオフという掛け声にも似たタイミングですね。このレッグドライブという動作がサーブにパワーをもたらします。

曲がった膝を伸ばしてジャンプ

膝を曲げて下半身のバネのパワーをいったん溜め込みます。そして下半身のひねりを起こしながら地面をキックします。更に背中からの肘を前に持って行きながら上半身のひねりでレッグからのパワーを腕に伝えます。

ショルダーオーバーショルダー(スウィング)

トスアップした時点では左肩が高く、右肩は下がった状態でした。この関係がレッグドライブの動作を経て逆転します。いよいよラケットとボールのインパクトの瞬間です。

トスで挙げた腕をしまい右肩が左肩を追い抜く

トスを上げるため高く挙げた左腕を下げて、右肩を縦に回転させながらラケットを前方に運びます。この上半身のひねりがラケットのインパクトに爆発力を生み出します。

身体を1本の棒にしてラケットを振り抜く

インパクトの瞬間はテニスラケットと身体が1本の棒のようになり、溜め込んだエネルギーがボールに伝わるようにスウィングします。インパクトの瞬間、手首を内側にひねってスナップを効かせるのも忘れずに。

ランディング

途中のフォームがしっかりしていれば着地の状態も良くなります。サービスエースが決まれば言うことはありませんが、相手のリターンにも対応する必要があります。

右足のつま先が狙った方向に

ボールをヒットした後に足がコートに着地すればOKですが、それ以前に着地もしくはラインを踏んでいればフットフォルトとなりますね。何より良いサーブが打てたかどうかはランディングを見ればわかります。つまり、右足のつま先が狙った方向にしっかり向かっていることが大切です。

体重が左足に乗ってフォロースルーもしっかり

体重が左足に乗って着地しラケットを左脇の方に大きくフォロースルーを取ります。同時に前方に右足が踏み出します。サーブ&ボレーの意識も常に持つ必要がありますね。

テニスのサーブのフォームを安定させるための練習方法

テニス サーブ

ボール一杯のカゴをカートに乗せて、黙々とサーブ練習も良いですが、週末テニスプレイヤーにとってコートを独占するのは至難の技ですね。次のような練習メニューもお勧めです。

野球のキャッチボールを活用したテニスのサーブ練習

野球のボールを投げるフォームを活用

サービスフォームほど三者三様のものがないくらい実に多様ですね。そこで、肘の角度を90度にしたまま投げる動作がテニスのサーブに役立ちます。この90度という角度が物を投げる時に最も力の入る腕の使い方です。ボールを持って投げようとすると自然に身体がひねります。サーブのテイクバックの形ですね。また、肘の位置が肩よりも高くなることでボールが遠くに飛ばせます。

タオルを使用したテニスのサーブ練習

狭い場所でもサーブ練習

野球のキャッチボールは広いスペースが必要ですが、タオルをラケットに見立ててサービスフォームを研究してみて下さい。ゆっくりしたフォームでテイクバックからフォロースルーまで行いましょう。

鏡の前でテニスのサーブのフォームチェック

自分のフォームを確認する

ゴルフ練習場の打席には鏡が付いていますね。自分のフォームを鏡で確認するのは良いことです。もちろん上級者が近くにいればその方のフォームと比較できれば最高ですね。

動画でテニスのサーブのフォームチェック

スマホで手軽にフォームを比較

スマホやタブレットで手軽に自分のサービスフォームを撮影出来ます。ユーチューブで他人のフォームと比較したり、上級者のアドバイスを貰うのも良いアイディアですね。

まとめ

錦織選手が拾いまくって相手サーバーを追い詰めても、簡単にサービスエースが決まってしまう最近のビッグサーバー優位のテニス界に若干違和感を覚える方もいるかもしれませんね。しかし自分の試合となると、1発で仕留められる弾丸サーブは魅力です。一方、ダブルフォルトが少なく丁寧にコースが狙える安定したサーブも大きな武器ですね。いずれの場合も、サーブは誰にも邪魔されずに攻撃のイニシアチブを握れるチャンスです。ぜひ1人で黙々と練習を重ねてください。

また、こちらではテニスのサーブについて動画で解説されています。こちらも併せてぜひ参考にして下さい。

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参考一覧

テニスで重要な3つの基本サーブの練習方法を徹底解説!(www.spot.town)

https://www.spot.town/news/tennis_serve/#toc2

テニスのサーブのフォームのコツとは?上手くなるための打ち方をしっかり学ぼう(activel.jp)

https://activel.jp/articles/PkJLs

『上達するテニス』(堀内昌一 著)

『テニスの戦術&技術』(ナイステニス教室 編)

テニス上達奮闘記

https://improving-tennis.com/tennis-service-regdrive

テニスラウンジYouTubeチャンネル

この記事の記者紹介
スポタス編集部

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スライスサーブってどうやって打つの?コツやフォームを分かりやすく解説

この記事ではサーブの種類の中で比較的打ちやすく効果的なスライスサーブについて、メリットや打ち方のコツやフォームについて解説します。 サーブには、大きく分けてフラット、スライス、スピンの3種類の打ち方があります。中でもスライスサーブは非力な女性や高齢のプレーヤーでも比較的打ちやすく、バウンドしてから滑るように変化するため、試合でも効果的なサーブです。このスライスサーブについて、打ち方のコツとフォームについて解説します。 テニスでスライスサーブを打つメリットデメリット スライスサーブはメリットが多く、デメリットはあまり考えつかないほどですので、テニスプレーヤー皆さんにおすすめのサーブです。 メリット 強い筋力を必要とせず、非力な女性や高齢プレーヤーでも打ちやすいサーブです。 相手コートにバウンドしてから滑るようにボールが変化します。相手は低いボールを打ち上げるように打たざるをえず、こちらは浮いたボールを攻撃しやすくなります。 球速がやや遅いので入れやすくセカンドサーブとして効果的です。 右利きはデュースサイド、左利きはアドサイドからのサイドラインを狙ってのスライスサーブはポイントが取りやすく試合で有効です。(理由は後述します) デメリット 強いて言えば球速が多少遅いことから相手がレシーブをしやすくなりがちです。 どんな場面でスライスサーブを打つのか サーフェスがオムニ、カーペット、ハードコートのように表面が滑りやすいコートはスライスサーブの滑るボールが有効です。コートがボールの球速をアップしてくれますし、バウンドが低くなって相手はレシーブしにくくなります。 ボールにスライス回転をかけることで、ファーストサーブに使われるフラットサーブよりも多少球速が遅くなりますので、サーブが入りやすくなります。絶対にファーストサーブを入れたい場面やセカンドサーブに適しています。 サーブからネットに前進する際に、あまりに速いサーブの場合は自分がネットポジションに着く前にレシーブが返球されてしまいます。スライスをかけて多少球速を落としたスライスサーブは、自分がサービスライン近くのファーストボレーをしやすいポジションに着くのにも余裕ができますし、相手はレシーブする際にボールが変化することもあって打ち損じしやすく、試合に有効です。 右利きはデュースサイド、左利きはアドサイドからのサイドラインを狙ってのスライスサーブは、相手をコート外に追い出すことができるためにオープンコートを作りやすく、ポイントが取りやすいです。特に左利きはゲームポイントのかかるアドサイドからスライスサーブを打てるため有利です。サービスラインとネットの中間あたりにバウンドするサーブはかなりボールに角度がつくため、相手はレシーブに困るはずです。 右利きのデュースサイドからセンターラインにスライスサービスを打ちますと、サイドスピンが効いて相手のボディーに食い込むようなサーブになります。ボディーへのサーブは相手の打ちにくいショットの一つです。 同じように右利きのアドサイドからサイドラインへのスライスサーブも、相手のボディーに行きますのでこれもレシーブしにくいショットになります。 左利きのデュースサイドでセンターへのサーブは、相手が右利きの場合、バックサイドに遠く切れるように行きますのでレシーブしにくくなります。 また、左利きのアドサイドでのセンターへのサーブは、相手のボディーに行きますのでこれも打ちにくいショットになります。 (※テニスの左利きのメリットについてはこちらの記事でもご紹介しています) テニスのスライスサーブを打つコツ テニスのスライスサーブを打つコツについて、グリップ、トス、スタンス、打点、スイングのそれぞれで紹介します。ここでは右利きのプレーヤーを想定して説明します。 グリップについて スライスサーブではコンチネンタルグリップと呼ぶ、包丁を握るように持つグリップが適しています。手首を上手く使いやすく、スライススピンをかけやすくなります。 トスの位置 トスは右斜め前に上げます。やや右側に上げることでより多くのスライス回転をかけることができます。トスを上げるには手首を使わないように、水の入ったコップを持ち上げるようにしてボールを投げ上げてください。 スライス回転をかけるとボールの球速が落ちます。球速を落としたくない時にはややトスの位置を内側に上げることで、回転の量を少なくしフラットサーブに近いサーブを打つことができます。 スタンス 両足のつま先を結ぶ線が狙う方向になるようにスタンスを取ってください。このスタンスのことをスクエアスタンスと呼びます。その際の両足の幅は肩幅よりも少し広いくらいになります。 打点 ボールの右側をナイフで削るようにこすりスピンをかけます。カットの仕方は、手刀を振り下ろすように素振りをしてみてください。打点は多少低くても構いません。 回転のかかり具合を確認したい場合には、ビニールボールを用意してください。スイカやサッカーボールの柄があるビニールボールの右側をカットするように打つと、回転がかかっているかどうかが柄の回転でよくわかります。 スライスサーブの場合、回転の関係で右利きだと狙いよりも左側に切れがちになります。ボールの変化の度合いによりますが、あらかじめ狙いは多少右側に定めることがコツになります。 スイングの仕方 スイングは1・2・3のリズムで行ないます。1でトスを上げながらラケットを振り上げ、2でラケットを肩に担ぎ、3でボールを打ち左腰に向かって振り切ります。 初心者のうちはラケットを持つ手首をあまり使わない方がサーブは安定します。ボールのスピードを上げるために手首を使う方が多いのですが、ボールの打点が不安定になりがちです。スピードを上げるには手首を使うより腕全 体で腕のしなりを使うように心がけてください。腕をむちのように使うとボールにパワーが出ます。 スイングは、フラットサーブではできるだけ高い打点で打ち下ろすように打ちますが、スライスサーブでは、野球のピッチャーがスリークォーターで投げるように、多少斜め上から打ち下ろす感じになります。その方がスライススピンもかかります。 参考動画 この動画ではテニスのスライスサーブの打ち方について解説されています。こちらもぜひご覧下さい。 まとめ スライスサーブのメリットと打ち方のコツを解説しました。 サーブは速ければよいとは限りません。球速は遅くても角度をつけたり、相手のレシーブミスを誘うような回転をかけたり、コースを狙ったりすることでポイントを奪うこともできます。 ファーストサーブで確率の悪い速いサーブを打ち失敗、セカンドサーブでひょろひょろのサービスを打ち相手にレシーブを打ち込まれる初心者の方が多くみられます。ファーストサーブからスライスサーブを使ってみるのはどうでしょう。 スライスサーブは非力な女性や高齢の方でも打ちやすく、セカンドサーブにも適したサーブです。また、ファーストサーブとしてもバウンドしてから滑って相手がレシーブしにくく、試合で有効なサーブになります。コートサーフェスが滑る場合にはなおさら効果的です。ぜひスライスサーブをマスターしてご自分の得意なサーブにして、試合で有効に使ってみてください。 (※スライスサーブの打ち方についてはこちらの記事でも解説していますので、併せてご覧ください) テニス仲間をお探しの方 SPOTAS+の『サークル』では、多くのテニスサークルが登録されています。ぜひこちらもご活用下さい。 テニスサークル運営者の方 SPOTAS+の『サークル』で、あなたのテニスサークルを広く宣伝しませんか?簡単に登録して皆にサークルの魅力を伝えよう! <参考> テニス上達Note YouTubeチャンネル『テニスの拳』 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpehss/advpub/0/advpub_14007/_pdf