2019/11/22 16:50 2767PV

【卓球】カットマンのラバーの選び方を徹底解説!

卓球

カットマンにはラバー選びが特に重要

フットワークを駆使して相手の攻撃を粘り強く返球するのがカットマン。その華麗な動きに憧れる初心者も多いでしょう。今回はカットマンにとっての重要事項であるラバーを中心に基本を解説します。

カットマンは守備的な戦型と言われますが、現代卓球では攻撃の技術も不可欠となっています。相手の攻撃をカットで返し、相手のミスを誘うだけでなく、隙を見て攻撃に転じることも必要。カットマンには優れたボディバランスとフットワークが要求されますが、ラバー選びも重要な要素となります。そこで、カットマンのためのラバー選びについて、以下に基本事項をまとめます。

カットマンとは

基本的なカットマンのプレースタイルとは、まずはサーブを打つ、あるいはレシーブをするなり、すぐに後方に下がって相手の攻撃に備えます。
そして相手の放つ強い打球に対し、カット(下回転をかけたボール)をひたすら返し、相手のミスを誘うというものです。
試合では、相手も揺さぶりをかけてきます。短いボールを入れて前後に動かしたりたり、左右に打ち分けたりするので、どんなに前後左右に動かされたとしても、バランスを崩さないことが大前提。そのためには、フットワークを鍛えて強靱な下半身をつくりあげることも重要です。

さらに、近年では守備重視のカットマンはなかなか勝てなくなっており、相手のミスに乗じて積極的に攻撃をしかけるプレースタイルも要求されています。強いカットマンになるためには、攻撃技術もマスターする必要があるでしょう。

(※カットの打ち方についてはこちらの記事でもご紹介しています)

カットマンのラバーの選び方

カットマンの場合、通常はフォア側に裏ソフトラバーを貼り、バック面には粒高ラバーを貼る選手が多く見られます。その理由は、まずフォア側はカットの切れ味と攻撃面を考慮して、最もボールに回転のかけやすい裏ソフトラバーを選択することが合理的だからです。

対してバック側には、相手の放ったボールの回転とは逆の回転をかけて返球できる粒高ラバーを使用し、ボールに変化をつけて相手のミスをより誘発するとうものです。
ただし、表裏の両面に裏ソフトラバーを貼り付けるカットマンの選手も増加しているし、粒高ラバーではなく、表ソフトをバック側に貼る選手も見られます。それぞれの特徴を簡単に説明しましょう。

裏ソフト&粒髙

前述の通り、カットマンに一番多く見られるのがこのパターン。粒高ラバーは相手のドライブ攻撃の回転を吸収して逆回転にして返すことのできるのが利点です。粒高ラバーは、相手ボールの勢いを殺せるので、急に攻撃された場合などでもとっさのブロックができるなど、守備力は格段に向上します。
反面、粒高ラバーは攻撃に不向きなため、バック側にチャンスボールが来た場合は、ラケットを素早く反転する必要があり、攻撃力がやや落ちるのが難です。

裏ソフト&裏ソフト

フォアとバックの両面に裏ソフトを貼るパターンです。返球に変化をつけるのが難しいため、粒髙を貼った場合に比べて守備力は落ちます。しかし、フォアでもバックでも常に攻撃をしたいというカットマンは、必ずこのパターンを採用します。特にカウンタードライブを駆使して積極的に攻撃をしたいカットマンには、最適な組み合わせです。

裏ソフト&表ソフト

数は少ないですが、バック側でもラケットを反転することなく攻撃したいという人が使うのがこのパターン。ただし、攻守兼用タイプの表ソフトラバーはありますが、初心者には扱いがやや難しいため、あまりおすすめできません。表ソフトラバーは前陣での攻撃には適していますが、おもに中・後陣で戦うカットマンには、その利点を生かしにくいからです。

プロのカットマンが使っているラバーとは

卓球 カットマン

テナジ−(裏ソフト)

日本卓球界のスターである水谷隼選手や石川佳純選手など、多くのトッププロや愛用しているのが、タマス社(バタフライ)の「テナジ−」。驚異的な反発力を誇る世界屈指のハイテンションラバーで、多くのラインナップがありますが、カットマンに人気なのはテナジ−05、およびテナジ−64というモデルです。

テナジ−05は抜群の回転性能を誇り、安定感が抜群。加えて攻撃時の威力が抜群。一方、テナジ−64はより攻撃的なラバーで、ハイスピードボールが打てることから、攻撃力を重視するカットマンに選ばれています。威力抜群ながら、ボールを包み込むような独自の感覚で打てるため、安定感もトップクラス。ビギナーにもオススメのラバーです。

カールP-1R(粒高)

韓国を代表する女子カットマン・徐孝元(セオ・ヒョウオン)選手などが使用している、粒高では最も人気の高いラバー。TSPが開発した非常に粒が高くて細い形状が特徴で、最も鋭く変化するボールが打てるラバーです。
大きく変化するためにブロック時には強烈な変化で相手を惑わせ、カットではイレギュラーするほどの切れ味鋭いスピンを可能にします。特に守備を重視するカットマンに選ばれているラバーです。

ドナックル(表ソフト)

粒高に近い粒形状の表ソフトラバー。日本女子屈指のカットマンである佐藤瞳選手などが使っています。Nittakuが開発したこのラバーは、高いコントロール性能を維持しつつ、強力なナックル効果を実現します。
変幻自在のナックルボールで、対戦相手を翻弄するばかりでなく、攻撃にも適しています。

フェイントロングⅢ(粒高)

国際基準で定められた基準のギリギリの高さで設計されたバタフライの粒髙ラバー。ゆえにボールの変化幅は最高レベルとなっています。ドイツを代表する男子カットマンであるフィルス選手をはじめ、切れ味鋭いカットをもつ選手に愛用されています。ただし、初心者にはやや扱いが難しいラバーとも言えます。

レベル別カットマンにおすすめラバー

初級

初心者向きフォア用の裏ソフトは、コントロール性能に優れたラバーがベターです。特に「タキネスチョップ」は、柔らかい形状で相手ボールの威力を吸収し、安定したカットを返球できるのでオススメ。カットマンとしての基礎を身につける上で、最初の1枚にふさわしいラバーです。

バック側では、表ソフトなら「カールP-3」。粒が低めで太めの形状になっており、コントロール性能が高くて安定感があります。回転力は劣りますが、安定して粘るカットマンにおすすめのラバーで、初心者向きです。
また、粒髙では「フェイントロングⅡ」が基礎をマスターするのに適しています。粒の感覚が広めで、グリップ性能に長けているために回転をかけやすく、初心者にもオススメです。

中級

中級者以上のカットマンに人気が高い裏ソフトが「ヴェガヨーロッパ」(XIOM)。シートとスポンジが柔らかく、相手ボールの威力を相殺してくれるのが特徴。加えて攻撃力もあるため、カットで粘って攻撃に転じたり、サーブからの3球目攻撃を得意とする選手に愛用されます。

同様に攻撃重視のカットマンに人気なのが、モリストDF(Nittaku)。カットマン専用ラバーながら、弾力性能が強く攻撃力を誇るラバーです。
バック側では、前述した「フェイントロングⅢ」(バタフライ)がオススメ。なんといっても変化幅が魅力です。また、相手の打球に負けない、力強いカットをかけられる「スパイクP1」(DONIC)もオススメ。

上級

裏ソフトでは、前述した通りプロ選手にも人気が高い「テナジ−05」(バタフライ)がオススメ。回転性能が非常に強く、守備にも攻撃にも高いポテンシャルを誇るラバーです。
また、「V15リンバー」(VICTAS)は、シートの力が強くボールを掴んで飛ばす感覚のあるラバー。スピード性能にも優れており、カットと攻撃をバランス良くミックスさせてプレーする上級者に好まれています。

粒髙ラバーでは、守備重視であれば前述した「カールP-1R」が最適です。ほかに「ダラスディーテックス」は、ブロックがかかりやすく、変化幅が非常に強いラバーで、いわゆる「攻めるカット」が打てます。同様に攻撃的なカットが打てるラバーとして、表ソフトの「モリストSP」(Nittaku)もオススメ。相手の嫌がる低くて速いカットを打つのに適しています。また、ナックルボールを交えたいなら、前述の「ドナックル」(Nittaku)がいいでしょう。

まとめ

カットマンにとって、両面のラバーの組み合わせが大きなポイントになります。裏&粒高なのか、裏&裏、それとも裏&表がいいのか? あくまで守備を主体にするか、攻撃も重視するのか、理想とする戦型を踏まえながら、自分に適したラバーを選んでください。

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参考記事一覧

卓球のカットマン!ラバーと練習方法は?(卓球ナビ)

https://tabletennis-navi.info/archives/188

カットマンラケットラバーの選び方 攻撃的カットマンになるなら?(卓球戦型研究所)

https://xn--2kr01hyxlvss1ueu3d.com/cutmanracketrubber.html#title3

【レベル別】カットマンおすすめ粒高ラバー(たくつうプレス)

https://taku-tsu.jp/content/?p=2708

【レベル別】カットマンおすすめ裏ソフトラバー(フォアラバー編)(たくつうプレス)

https://taku-tsu.jp/content/?p=2603

【レベル別】カットマンおすすめ表ソフトラバー。表を使うメリットとは?(たくつうプレス)

https://taku-tsu.jp/content/?p=2468#i-5

 

この記事の記者紹介
スポタス編集部

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【タイプ別】卓球ラケットの正しい持ち方とは

卓球のラケットの持ち方は特に決まりがないことを知っていましたか?ですが、ラケットの持ち方によってボールのコントロールや威力が変わってきます。今回はそんな卓球の基本的なラケットの持ち方を解説します! 卓球のラケットは、どのような持ち方をしていても反則になることはありません。なので、打つ際は、自分の好きな形、打ちやすい形でラケットを握ればよいというわけです。 しかし、一応ラケットの持ち方と種類というものがあります。卓球で有効的な正しい持ち方でラケットを持つことにより、より高いスキルを身につけたくはありませんか?実はラケットの持ち方は大きく分けて2種類だけなのです。そんな卓球のラケットの持ち方を今から紹介していきたいと思います。 シェークハンド シェイクハンドは、基本的にラケットと手が平行に、同じ方向へ向くようにします。さらに、人差し指と親指の谷にラケットを当て、そのまま人差し指と親指以外の指でラケットを握りしめるのです。 シェークハンドは「握手」という意味で、その名の通り、後ろから見ると握手をしている形に似ています。手で銃を握っているような形になれば完成です。その際、ラケットと手首、人差し指が平行になっているか確認しましょう。手首が内側、外側のどちらにも折れていてはいけません。 人差し指をラケットと平行にすることで、伸ばした人差し指でラケットの背面を支えるため、スイングした際により力強いドライブを打つことが出来ます。日本では、この持ち方のプロ選手も多く、今年引退された福原愛選手や活躍中の石川佳純選手などをはじめとした多くのトップクラスのプロ選手からも採用されている持ち方がシェークハンド通称「シェーク」です。 ちなみにシェークハンドは、もともとはヨーロッパ選手によって好まれた持ち方らしいですよ。 加えて、持ち方に適した戦型として以下の3つが挙げられます。それぞれどのような持ち方なのか紹介していきたいと思います。 ドライブ型 現在の卓球界で主流となっているプレイスタイルであり、世界ランキングでも上位の選手はみんなこのスタイルだそうです 多くの選手が好むこのスタイルは、得点を取りに行く攻撃的なスタイルになります。ラケットの表面でこすり、ボールに前進回転をかけて打つドライブという打ち方をおこないます。 徐々に当て方に慣れていき、回転のかかるドライブが打てるようになるための練習が必要にはなりますが、このドライブ型から卓球を始めるのがスタンダードの型です。 ドライブについてはこちらの記事でもご紹介していますのでぜひ参考にして下さい。 カット型 カット型は、ボールの速さと変化によって相手を揺さぶる戦 術になります。リズム感と素早い動きが必要になりますので、心者がいきなりおこなうというのは難しいかもしれません。 その名の通り、ボールを上から下へ切るようにし、バックスピンをかける打ち方です。相手にとって打ち返しにくいボールを繰り出すことが出来ます。 カットについてはこちらの記事でもご紹介していますのでぜひ参考にして下さい。 異質型 異質型は、ドライブ型のシェークハンドの表面または裏面のどちらかに粒高などの異質なラバーを張るというのが特徴です。 球質を変え、チャンスを作っていくスタイルになります。どちらかと言えばあまり主流ではありませんが、器用でいろんな戦術をしてみたいという人にはおすすめです。 ペンホルダー ペンホルダーという持ち方は、その名の通り、ペンを持つように握る持ち方です。グリップ部に人差し指と親指を当ててペンのように持ちます。 その他の中指と薬指でラケットの裏面を支えるようにして、小指は添えるだけにします。中国式のペンホルダーは日本式のものとは少し違っていて、ラケットを鷲掴みして持つそうです。 20年ほど前は、卓球大国中国の選手のほとんどがこのペンホルダーだったため、日本でも広く浸透していたようですが、現在は圧倒的にシェークハンドが多くなっています。 ですが、ペンホルダーが悪いというわけではありませんよ。人それぞれ自分に合った持ち方がありますから、使ってみなければどちらが良いかわかりません。自分に扱いやすい方法で正しくラケットを持つ方法を選びましょう。 加えて、シェークハンドと同様に、持ち方に適した戦型があり、以下の2つが挙げられます。それぞれどのような持ち方なのか紹介していきたいと思います。 ドライブ型 ペンホルダーのドライブ型は、ペンホルダーのラケットの裏にラバーを張り、フォアハンドのドライブで攻撃をしていく戦術です。 その際、表面に裏ラバーを張る(日本式)方法と、表と裏面の両方にラバーを張る(中国式)方法があります。どちらも試してみて自分に合った方を取り入れればよいでしょう。 強力なフォアハンドドライブを使った攻撃を行いたい方にお勧めの戦術になります。 異質型 ペンホルダーの異質型は、粒高ラバーなどを使った変化形ラバーを使用します。回転の変化によって相手を惑わし、相手のミスを誘う戦術です。 ラバーを使いこなすことはとても難しく、初心者には難易度の高い戦術になります。 色々なサーブに適したラケットの持ち方 サーブはどの競技でも流れを決める重要なポイントになります。絶対に落としたくないところです。 先ほど紹介したシェークハンドとペンホルダー以外の持ち方をして打つサーブがあります。「ロングサーブ」というサーブです。次に、このロングサーブを打つ際の持ち方について説明していきます。 ロングサーブ ロングサーブは、ボールに前進回転をかけたサーブです。前に進もうとする力が強いため、他のサーブよりもスピードが速いと言う特徴があります。 テレビなどでよく見るプロ選手が使っているようなボールの底面を切るようにして打つ下回転サーブや横回転サーブは、逆回転をかけることで相手が打ち返しにくいボールを出すためスピードが遅くなってしまうのです。 逆にいうと、ロングサーブは、ストレートに速いボールを打ち込むわけですから、相手からすればスピードさえとらえれば打ち返しやすいサーブにはなります。 サーブにもいろいろな種類があり、場面ごとに使い分けて相手を揺さぶるサーブを打ち込めるようになりたいですね。 ロングサーブのラケットの握り方は、中指・薬指・小指をラケットの裏側に持っていき、指を折り曲げて握ります。薬指はラバーの下辺りに置き、残りの2本はグリップの下に置きます。この持ち方によって手首が自由に動かせ、打点を下げ、攻めたサーブを打つことが可能になるのです。 打つ際には、ラリーの時のようにラケットを立てずに、下に向けた状態で打ちます。初心者は少し難易度が高いかもしれませんが、練習すればほかのサーブに比べれば比較的すぐに出来るようになりますよ。 また、ロングサーブについてはこちらの記事でも紹介していますのでぜひ参考にして下さい。 まとめ 今回は、卓球のラケットの主な持ち方の紹介をさせていただきました。基本は2種類で、人差し指を立てて持つ持ち方と、ペンを持つようにして持つ持ち方でしたね。 いずれも一度は見よう見まねで試してみたことがあるのではないでしょうか。持ち方に決まりがないため、初心者の方の中には普通に握りしめて打っている人も多いと思います。 卓球スキルをワンランクアップさせるためには持ち方から意識してみるのも良いのではないでしょうか。憧れのトッププロの選手と同じ持ち方をするもよし、自分が打ちやすいなと思う持ち方もするもよしですね! また、こちらの動画ではシェークハンド・ペンホルダーの握り方について解説しています。こちらも併せて参考にして頂ければ幸いです。 卓球サークル運営者の方 SPOTAS+の『サークル』で、あなたの卓球サークルを広く宣伝しませんか?簡単に登録して皆にサークルの魅力を伝えよう! 卓球仲間をお探しの方 SPOTAS+の『サークル』では、多くの卓球サークルが登録されています。ぜひこちらもご活用下さい。 参考記事一覧 知っていましたか正しいラケットの握り方(卓球ラバー) https://tt-lover.com/blog/fixation_maskedrubber/episode015/ 卓球ラケットの持ち方を解説。基本からサーブの種類ごと持ち方まで(LOOHCS) https://loohcs.jp/articles/255 卓球の戦型一覧!戦型の種類は?(卓球ナビ) https://tabletennis-navi.info/archives/413 卓球サーブの打ち方!回転サーブ5種類を徹底解説!(Activeる!) https://activel.jp/articles/1Mpur YouTubeチャンネル『【卓球動画】WRM-TV [TableTennis]』 YouTubeチャンネル『茅ヶ崎湘南卓球スクール』