2020/01/17 17:40 745PV

卓球のフォアハンド完全ガイド【初心者必見】

フォアハンド習得は初心者が試合に勝つための近道

卓球のフォアハンドは、ラケットの表面(自分の利き手側)で打つことを言います。卓球において、フォアハンドの技術は避けて通れません。フォアハンドのほうがパワフルなボールを打てるため、フォアハンドをマスターすることが、試合に勝つための近道になるからです。しっかり、基本を習得しましょう。

卓球はフォアハンドとバックハンドの両方を駆使しないと卓球は成立しません。そのため裏面(バックハンド)も確かに重要です。しかし、初心者からプロ選手に至るまで、どのレベルの選手においても、フォアハンドのほうが威力のあるボールを打てます。身体の構造上でも、利き手側のフォアハンドは、バックハンドより力強いボールになるのは自明の理。つまり、フォアハンドを克服しない限り、試合に勝つことは不可能なのです。
なお、厳密にはフォアハンドにもドライブやカット、スマッシュなどがありますが、本編では、「フォア打ち」とも呼ばれるフォアハンドロング(以下フォアハンド)という基本の打ち方について解説します。
では、基本の姿勢からラケットの振り方をはじめ、フォアハンド上達のコツを伝授しましょう。

フォアハンドの基本姿勢

ラケットを持たない手をブラブラさせない

スタンスは、両足を肩幅より少し広めに開き、左足(右利きの場合)を前に出して構えます。この時、両足の膝を軽く曲げて体を少し沈ませ、上半身はやや前掲姿勢になるように構えましょう。
初心者の場合、「フリーハンド」と呼ばれるラケットを持たない手(右利きの場合は左手)を下げてブラブラさせている人が多いのですが、これはNG。左手は軽く握って、右手と対照となる位置で両肘を直角にして構えましょう。この手の動きが安定したフォアハンドを生みます。

台に近すぎる位置には立たない

また、初心者にありがちなのが、台に近過ぎる位置に立ってしまうこと。台に近い位置で構えると、相手ボールを強く打ち返すとオーバーしてしまうため、当てただけで返す形になってしまいます。これでは、「体全体を使って打つ」という卓球の基本を習得できないので、必ず台から40〜50㎝程度離れた位置で構えることを意識してください。

ラケットの握り方

腕から人差し指までが一直線になるように握る

ここではシェークハンドの場合で説明しますが、まずラケットを腕と平行にして、ラケットが傾かないようにします。次に人差し指と親指以外の3本の指でラケットを握ります。この握手をする時の形で、人差し指を伸ばしてラケットを支えます。握った位置のまま、腕から人差し指までが一直線になるように人差し指をおきましょう。
グリップを握る時の力加減は、強すぎても弱すぎてもいけません。原則的には、振った時にラケットが飛んでいかない程度の強さで軽めに握るのがいいでしょう。ただし、スマッシュなど強打を打つ時だけは、力を込めて強めに握るのが原則です。

フォアハンドの打ち方

「バウンドした直後」に捉えるように意識

相手ボールが来るタイミングに合わせて、まずは体を右側にひねってバックスイングの形を取ります。
打球点は、相手のボールが「バウンドしてから最頂点に辿りつく直前」の位置がベスト。バックスイングが大きいと、タイミングを逃してしまうので注意しましょう。最初のうちは、「バウンドした直後に捉える」くらいのタイミングを意識したほうがうまく打てます。

ラケットは斜め上に鋭く振り上げる

ラケットの振り方は、斜め上に鋭く振り上げるのがコツ。ラケットの角度を合わせるのが難しいのですが、力の入れ具合や相手のボールのスピードに応じて、最適な角度は変わります。
初心者は、オーバーしがちであればラケットをかぶせ気味にして、ネットにかかってしまうようなら、ラケットを開き気味に…といった具合に、打ちながら調整して入りやすい角度を感覚でつかむことが重要です。
また、シェークハンドの場合は手首が自由に使えるため、打つ瞬間に手首を返してラケットをかぶせ気味にしてしまう人もいます。卓球では、手首を返すことはNGなので、決してしないようにしましょう。

フォアハンドを打つ際に意識すべきこととコツ

卓球

常にリラックスして「体全体で打つ」ように

まず、フォアハンドで最も大切なことは「リラックスして打つ」ことです。力が入って力むとフォームが崩れます。肘の角度は常に90度前後になるようにキープして、「体全体で打つ」ことを意識しましょう。
スマッシュなどの強打を打つ場合は、体に力を入れるのではなく、腕のスイングを大きくしたり、スイングスピードを速くしたり、打つ瞬間に左足を踏み込んで打つなどして、フォームを使ってボールに威力を加えるのです。初心者は、強く打とうとするとつい力んでしまうので、この点は必ず意識しましょう。

ラケットを開く「テニス打ち」にならないように

また、初心者の場合、確実に相手コートに入れようとするあまり、ラケットをまっすぐ押し出すようにして打ってしまうことがあります。これは絶対にNGです。悪いクセがつかないよう、必ずラケットを斜めに振り上げるという基本を守って振ってください。また、テニス経験者にありがちなのが、ラケットを開いて下から上に持ち上げるように打ってしまうミス。これはテニスのストロークに近いスイングで、ボールにまったく回転がかからず、たとえ相手コートに返球できたとしても卓球ではNGです。

常にベストポジションで打てるように移動

正しいフォームを教わっていても、相手のボールが打ちにくいコースに返ってきた時などは、無理に打とうとするとどうしてもフォームが崩れてしまいます。卓球の基本は、常にベストポジションで捉えるようにフットワークを使って素早く移動することにあります。ボールを追い掛けたり、無理に腕を伸ばすようなクセをつけてはいけません。
体から離れた位置でボールを捉えると、当然ミスになる可能性が高いですし、追いつけないタイミングでミートすることで、打球点が低くなってしまいます。普通に打てばネットにかかってしまうので、無理に入れようとすると打球が浮いてしまい、たとえコートに入ったとしても相手には格好のチャンスボールを与えることになり、意味がありません。フットワークを駆使して、常にベストポジションで捉えるクセをつけることが第一です。

フォアハンドの練習法

常に小さく動きながら打つ

フォアハンド(フォア打ち)の練習では、常に「小さく動きながら打つ」ことを意識することが大切。前述したように、卓球は常にベストポジションで打つことが基本です。スイングの方向やラケットの角度、打球の強さといったポイントは、「自分がベストポジションで打てるかどうか」で変わってしまうからです。逆に、ミスの原因が「ベストポジションで打てていない」こともあります。いずれにしても、「自分のベストポジションで打つ」ことを練習で意識づけする必要はあるため、常に小さく動きながら打つことが重要なのです。

練習で注意すべきポイントは3つ

また、練習ではフォームやボールを捉えるタイミング、ラケットの角度など、確認すべきポイントが多いのですが、あまり深く考える過ぎると、頭がパニックになり、まともに打てなくなってしまいます。初心者の場合は、重要なポイントを次の3つに絞って練習しましょう。①フットワークを駆使してベストポジションで打つ。②ラケットの角度を意識し、ミスしたら修正する。③適切な打球点(高さ)で打つことを意識する。以上です。

ラケットの角度は打ちながら調整

角度が大切なことは既に説明しましたが、理想的なラケットの角度はきっちり何度と決まっているわけではありません。ボールの捉え方や相手のボールの速さや勢いによって、微妙に異なるからです。それでも、慣れてくればあまり意識しなくてもベストな角度で打てるようになります。基本は、ネットにかかったら角度を上に、オーバーしたら角度を下にという具合に、練習中に調整しながら体で覚え込むことが一番です。

ほどよい高さで打てるように意識

③が少し難しいかもしれませんが、初心者がフォア打ちでミスする場合、打球点が高すぎたり低すぎたりするケースが非常に目立ちます。ボールがバウンドした直後に捉えるという基本に即して打っていけば、それほど打球点は狂わないのですが、相手のボールが不安定になると途端に狂ってしまうのです。

まとめ

卓球では、誰者が最初に練習するのはフォアハンドです。フォアハンドは卓球の原点であり、フォアハンドを習得せずに強くなることはあり得ません。逆に、フォアハンドさえマスターすれば、次のステップに進むハードルはより低くなり、試合で勝つことに確実につながります。「フォアハンドの技術は、決してあなたを裏切らない」のです。しっかり練習しましょう!

また、フォアハンドの練習ならこの動画も非常に参考になります。

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参考記事一覧

初心者必見!今さら聞けない!? 正しいフォアハンドの振り方!!(卓球LOVER)

https://tt-lover.com/blog/fixation_maskedrubber/episode016/

フォアハンドをマスターすることが勝利への大前提条件!(卓球上達のコツ)

https://pingpong-traning.com/forehand/

卓球~フォア打ち(1からわかる卓球初心者サイト)

http://tabletennis-beginner.com/entry29.html

https://www.waseda.jp/tokorozawa/kg/doc/50_ronbun/2017/5017A312.pdf

http://sports-performance.jp/paper/1603/1603.pdf

【卓球動画】WRM-TV [TableTennis]

この記事の記者紹介
スポタス編集部

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