2019/11/18 10:25 686PV

【初心者向け】ロードレースのルールや楽しみ方!~オリンピック競技完全網羅

ロードレースという競技をご存知ですか?今回は、初心者の方にもわかりやすく、ロードレースのルールや楽しみ方をご紹介します。

ロードレースはヨーロッパで人気のスポーツです。「ツール・ド・フランス」をはじめ、メジャー大会の多くがヨーロッパの国で開催されており、世界ランキングの上位も欧米の選手で占められています。
一方で、国内でも近年の環境意識や健康志向の高まりから、ロードバイクを購入する方が増えているようです。また、オリンピックなどで観戦したことを機に興味を持った方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、「ロードレースに挑戦してみたい!ロードレースに興味がある!」という方のために、ロードレースのルールや楽しみ方などをご紹介します。

ロードレースって?

ロードレースというのは、自転車競技種目の一つです。自転車競技には、トラックを周回する種目と一般道を走る種目がありますが、ロードレースは、一般道を走ってゴールの着順やタイムを競う競技です。
ここではロードレースの基本的なルールや装備などを見ていきます。

基本的なロードレースのルール

競技方法

ロードレースには様々なレースがありますが、競技方法としては次の3つに分類されます。

マスドスタート

全選手が一斉にスタートし、ゴールした着順で順位を決定します。最も一般的な競技方法で、ロードレースの代表格です。

個人タイムトライアル

選手がひとりずつ時間差で出走し、ゴールタイムを競います。

チームタイムトライアル

一定時間ごとにチーム全員が出走し、チームごとのゴールタイムを競います。

参加人数

1レースの参加人数は、最大で200人と決められています。

レースの距離

レースの距離は、レースのグレードやカテゴリーごとに定められており、例えばオリンピックの場合は、250km-280kmの間で設定することになっています。

コース

コースには一般道が使用され、レース中は一般の交通を遮断します。コース設定は、周回コース、往復コース、町から町へのコースなど様々で、大会主催者が決定します。

チーム

ロードレースは、ルール上は個人の着順やタイムを競う〝個人競技〟ですが、実態としては〝チーム競技〟です。多くの場合、3~10名からなるチームで大会にエントリーし、チームのエースを勝たせるために、他のメンバーが様々なアシストをしながら全員で走ります。
ロードレースの中で純粋な個人競技なのは、個人タイムトライアルとインディヴィデュアル・ロードレースの2種目です。

装備するもの

レースに参加する選手は、次のものを装備します。

ロードレーサー

競技用の自転車は、サイズや重量などが細かく規定されています。全長:185cm以内、全幅:50cm以内、重量:6.8kg以上、前後同一の車輪径であることなど。ギアは20~22段変速でスピードを細かく調節しながら走行します。

ヘルメット

ヘルメットは、JCF公認シールが付いたものしか使用できません。内側に衝撃吸収材が内装されていて、選手の頭部を保護します。また、軽量で視界もよく、長丁場のレースでも快適に装着できます。

ジャージ・パンツ

選手は、袖付きのジャージと短いパンツを着用します。空気抵抗を減らして快適に走るために、伸縮性のある生地で体にピッタリとフィットするように作られています。また、ジャージの腰部には、飲料水を入れるポケットが付いています。

ボディナンバー

選手を識別するためのゼッケンのことで、ジャージの腰部に2枚取り付けます。

フレームプレート

選手を識別するためのもので、ボディナンバーと同じ数字が書かれています。通常は、フレームの前部に取り付けます。

スピードが出るエキサイティングなレース

ロードレースではどの位のスピードが出ているのでしょうか。プロ選手の場合、平均時速40km、ゴール前のアタックでは時速70kmにも達します。
平均時速40kmというのは、とてつもないスピードです。200キロの道程を5時間で走破するという計算になります。当然道中には、上り坂や向かい風、悪路などスピードが出ない場所もあるので、それらを加味して平均時速40kmを5時間維持するというのは、もはや人間業ではありません。
ロードレースを生で観戦する機会があれば、そのスピード感を間近に感じることができます。また他にも、チーム戦術、駆け引き、デッドヒート、時には接触や落車など、エキサイティングなシーンが満載です。

ロードレースの種類

ロードバイク

ロードレースには様々な種類がありますが、大きく分けると、1日で決着するレースと、数日間かけて勝敗を争うレースに分かれます。
そして、1日で決着するレースには、ワンデイ・ロードレースや個人タイムトライアルなどの種目があります。
また、ステージレースは1つのレースが複数のステージで出来ており、例えば第1ステージはワンデイ・ロードレース、第2ステージはチームタイムトライアル、といった構成になっています。
ここでは、代表的なロードレースを見ていきます。

個人ロードレース

オリンピックなどでは個人ロードレースという種目名称になっていますが、実質的にはワンデイ・ロードレースのことを指しています。
全選手が一斉にスタートし、ゴールした着順で順位が決まる単純明快なレースです。レース距離は、エリートクラス(23歳以上)で最大280kmにもなります。
ロードレースの中で最もポピュラーな種目で、ロードレースと言えばこのレースを指している場合も少なくありません。
また、〝個人〟ロードレースとなっていますが、実質的には〝チーム対抗戦〟です。各チームは、一人のエースとその他のメンバーで構成され、エースを勝たせるためにそれぞれが役割を持ち、様々な戦略を駆使しながら全員で走ります。

タイムトライアル

タイムトライアル(TT)には、個人タイムトライアルとチームタイムトライアルがあります。
個人タイムトライアルは、選手が一人ずつ時間差でスタートし、所定のコースを走ってタイムを競います。レース距離は、エリートクラスで最大80kmです。
また、チームタイムトライアルは、一定時間ごとにチーム全員でスタートし、所定のコースを走ります。そして、既定の順番の選手(例えば、チームの中で5番目にゴールした選手)のタイムがそのチームのタイムとなり、最も早いチームの勝ちとなります。レース距離は、エリートクラスで最大100kmです。

クリテリウム

クリテリウムは、交通規制された市街地やサーキット場などを何度も周回するレースです。1週の長さは0.8km-10km、全長は80km-150kmになります。
全選手が一斉にスタートする方式で行われますが、順位に関しては、ゴールした着順のみで決定する方式と、これに中間ポイントを加味して決定する方式があります。
観客の前を選手が何度も通過し、刻々と変化するレース展開を観戦できるため、特に欧米では人気の種目となっています。

その他のオリンピック競技になっている自転車競技

ここからは、ロードレース以外でオリンピック種目になっている自転車競技をご紹介します。

クロスカントリー・オリンピック

1週4km-6kmの未舗装の山道をマウンテンバイクで周回する種目です。
コースには、激坂や急カーブ、1名しか走行できないシングルトラックなど、自然ならではの様々な表情があり、選手を否応なく苦しめます。スピードは勿論、体力と技術でいかにコースを征服するかが見どころになります。

BMXレーシング

BMXレーシングは、高台にあるゲートから最大8人が一斉にスタートして坂を下り、300m~400mのトラックを走破して順位を競うレースです。
コースには大きな起伏と傾斜のついたコーナーが設けられており、選手たちはジャンプとコーナリングを駆使してゴールを目指します。わずか1分の競技時間の中に、スリルとテクニックが凝縮された迫力満点のレースです。

BMXフリースタイル

BMXフリースタイルには5つの種目がありますが、オリンピックで行われるのはBMXフリースタイルパークという種目です。
ジャンプ台や斜面、壁を複雑に組み合わせた施設で行われ、1分間でトリック(ジャンプや空中動作、回転などの技)の難易度や独創性を競う点数競技です。

参考動画

この動画では、ロードバイク乗りに実際にインタビューをして自転車にハマっている理由について取材されています。こちらもぜひご覧下さい。

まとめ

今回はロードレースを中心に見てきましたが、いかがでしたか?ロードレースは、スピード感、レース展開、選手との距離感の近さなど、観戦する側にとっても魅力的なスポーツです。国内でも各地で大会が開催されており、最近では「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」といった、世界のトップ選手が集うレースも開催されています。興味を持った方は、是非一度観戦して、生の迫力を感じてみてはいかがでしょうか。

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<参考>

ルールが判るともっと楽しく、もっと面白くなる自転車競技(JCF)

http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2018/03/2018kyogi.pdf

サイクルロードレースとは‐サイクルロードレース ビギナーズ講座(J SPORTS)

https://www.jsports.co.jp/cycle/introduction/about.html

Q1)自転車ロードレースってどんな競技なんですか?(Tour of Japan)

http://www.toj.co.jp/?tid=100086

オリンピック競技:自転車競技(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)

https://tokyo2020.org/jp/games/sport/olympic/road-cycling/

YouTubeチャンネル『Kabuto Active Channel

この記事の記者紹介
スポタス編集部

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