2020/02/15 10:00 224PV

コーフボール競技者がオランダ移住を経て日本で競技普及に勤めるワケ【スポタス人インタビュー】

眞柴啓輔

スポタス人とは

スポーツだけではなく、プラスアルファの形でスポーツと関わるキラキラした人物。

スポタスでは、『スポタス人』のインタビューを通じてスポーツとの様々な関わり方を発信しています。

スポタス人紹介

眞柴 啓輔(ましば けいすけ)

2012年株式会社リクルート入社(分社後の株式会社リクルートライフスタイル)。MVP受賞等、営業マンとしての活躍を経て2015年にオランダで独立。

2017年に日本とヨーロッパを繋ぐ物流の取次営業会社として英国法人JDENL LTDを設立。現在は「Sports world」というベンチャースポーツのプラットフォーム事業を運営している。

ライフワークとしてコーフボールというオランダ発祥のスポーツを行っており現在も日本コーフボール界を牽引する。

Sports world 公式HP:https://www.my-spw.com/ 

Twitter:https://twitter.com/massy47

 

▲コーフボールのイメージはこちらを参考にして下さい。

サッカー、バスケからコーフボールへ

赤木:コーフボールというとバスケに近いイメージですが、国内の競技人口は何人くらいですか?

眞柴:日本では1000人くらいですね。協会に登録してチームに入っている人数で言うと100人~150人くらいだと思います。競技者の割合で言うと、バスケやハンドボールをやっていた人が多いですね。

赤木:眞柴さんご自身も過去にバスケを経験されていたんですか?

眞柴:そうですね。小学校ではサッカー部で、バスケは中学・高校でやっていました。大学でもバスケはサークルでやっていましたが、他にも色んなスポーツをフットワーク軽くやっていました。

赤木:スポーツのキャリアとしてはバスケが一番長いんですね。

眞柴:コーフボールを知ったのは大学の後半からで、バスケサークルの友達の地元でコーフボールのチームがあって誘われた事がきっかけです。私は理系の大学に通っていたんですが、周りが男子ばかりで、男女混成でできるコーフボールが楽しそうだと思ったこと、日本代表になれるかもしれないと思った事が理由で始めました。

赤木:『日本代表』はベンチャースポーツをやる上で大きなモチベーションになりますよね。

▲日の丸を背負って世界と戦えます

コミュニティを支援しようと本格的にコーフボールを始める

眞柴:本格的にコーフボールを始めたのはまた別の理由があって、当時コミュニティや人の集まりを支援するNPOをやっていて、勉強会や地域の子ども会や自治体の支援などをしていました。その一環としてコーフボールを活用できないかと考えたんです。

赤木:競技経験が少ない方が実力差が出なくて良さそうですね。

眞柴:それにコーフボールは男女混合でできますし、誰でも楽しめるスポーツだからちょうど合うなと思いました。ただ、元々入っていたチームがあまり外向けにオープンではない文化だったので、それを変えるところからまずは初めました。

長崎でもコーフボールを広める活動を

眞柴:就職してからもコーフボールの普及をしていたんですが、ここで長崎転勤の話が出てきました。

赤木:せっかく普及に力を入れていたところでそれは痛いですね。

眞柴:転勤して1年くらいはコーフボールができずにいたんですが、地域にも馴染んできたので、今度は長崎でコーフボールの普及活動を始めました。併せてプライベートでも地域の活動に関わったりと、地域に根差した活動に力を入れました。

赤木:地域と密接に関わるのは良いですね。

眞柴:元々東京にはコーフボールのチームが1チームだったのですが、ちょうど名古屋で就職したメンバーもおり、「それぞれチームを立ち上げれば大会ができるな」と話し、長崎でチームを立ち上げた後に日本選手権を開催しました。

赤木:大会を開催すると全体としても団結感が出ますよね。

眞柴:長崎のメンバーからしても県外の関わりを作る貴重なきっかけになりました。その後も、名古屋の選手が長崎に遠征したりと、全国で絆が生まれましたね。

赤木:順調にコーフボールのネットワークができてきてますね。

眞柴:ところがここでまた転勤の話が出ます 笑

赤木:ここでまた転勤になってしまうんですね 笑

眞柴:次の転勤先は岡山でした。でも長崎に作ったチームのメンバーもコーフボールを続けてくれたので、岡山でもチームを作ろうと思って、岡山でもチームを作り始めました。この時は長崎での経験が活きて、順調に人が集まってくれました。

赤木:チーム作りのコツを掴んだんですね。

眞柴:同時に、コーフボールというコンテンツが良いと確信しました。全国大会で30過ぎたおじさんが本気で感情を出して、本気で涙するんです。これは社会にとって本当に価値がある活動だと確信しました。

赤木:社会に出ると、仕事以外で何か目標を持つ事も少なくなってしまいますからね。

コーフボールの本場で修行

眞柴:同時期に私はコーフボールの日本代表になっていたんですが、よりレベルの高い世界でコーフボールを学びたいと思い、面倒を見てくれていたの台湾代表監督に修行の相談をしました。

赤木:台湾ですか?

眞柴:コーフボールはオランダ発祥のスポーツでオランダが世界ランキング1位なんですが、次いで台湾が2位なんです(※2019年夏まで・現在は3位)それで修行の相談をしたところ、オランダでの修行を提案頂き、2週間ほどオランダに行きました。

赤木:実際に行ってみてどうでしたか?

眞柴:やはり全然レベルが違っていました。それでオランダに暮らしたいと思うようになって、仕事を退職して3年間オランダに住みました。

赤木:退職して3年もですか?!凄い行動力!!

眞柴:タイミング見てまた住みたいとも思っています。

赤木:お仕事を退職してオランダに移住したんですよね。オランダではどんなお仕事をされていたんですか?

眞柴:元々コーフボールに使う用具が日本で作られてなく、オランダで仕入れて日本で販売するという形式をとっていました。その中で国際物流に課題感を持った事もあり、個人事業のビザをとって物流の仲介営業をやっていました。ヨーロッパは国際展示会が頻繁で、日本企業も欧州への商品展開の入口として出展しているケースが多いんですが、それ以降の物流ノウハウが少なく、そこを現地に住んでいる私が仲介する事でスムーズに進むようにしていました。当時はドイツ各都市・パリ・ロンドン・ミランなどを周っていましたね。

赤木:語学の壁は無かったんですか?

眞柴:英語は学生の時に半年ほどアメリカに留学した事もあり、日常会話はできるかなというくらいでした。でもオランダ語は全く分からなかったので、オランダでコーフボールのチームに入った時は苦労しました。今でもビジネスで細かいやりとりをしようと思うと難しいですね。

赤木:そんな状態でオランダまで行ったんですね。

眞柴:少なくとも行かないと話せるようにはなれないですから、話さないといられない状態に自分を持って行けば何とかなると思っていました。

赤木:バイタリティが凄い。。

眞柴:長崎にいた時も岡山にいた時も、周りはコーフボールの応援をしてくれたし仕事も順調にやらせてもらっていましたので何の不満もありませんでした。それでも充実を求めてオランダに行きました。突飛なチョイスに思えるかもしれませんが、生活の安定や基盤は何とかなると思っているので。その後、日本のコーフボールを盛り上げる為に一時帰国して今に至ります。

自分の人生を自分で選択する

眞柴:小学校6年生のクラスが好きで、そこには仲間達がいて、毎日が凄く楽しい時間でした。このまま時間が止まって欲しいと思てたくらいです。でも、一緒に遊んでた人が私立の学校に行ったりして別々になってしまい、中学に入ると物足りなさを感じるようになりました。

赤木:小学校で充実した時間を過ごしたなら確かにそうなってしまいそうですね。

眞柴:学校の成績が良くても充実感は無いですし、高校受験もあって個別指導の塾に行ったんですが、そこも面白いと思えない。

赤木:全力を懸けるようなものではなかったんですね。

眞柴:でも、スクール形式の塾で一番上のクラスに行ってから変わりました。目標に向かって同じクラスの生徒と切磋琢磨していくのが楽しいと思えるようになったんです。一緒に何かを目指して頑張れる仲間がいる。恥ずかしくなく本気でやっている仲間といる時間が人生において充実になると感じました。

赤木:周りも本気で何かに取り組んでいると、自然と空気感が変わってきますよね。

眞柴:大学に入ってからは学生団体の副代表として色々な企画や運営をやったり、シェアハウスの運営をやったりしていました。そこで会う社会人の方やフリーランスの方、事業家の方など自分で自分の人生を選択しているように映って、自分もそんな生き方をしたいと思うようになりました。

赤木:大学に入って色んな大人の人達がいると知ったんですね。

眞柴:そうですね。高校まではレールに乗ってしっかりと部活も勉強もやっていましたし、特に不自由は感じませんでした。でも、やりたいと思っていない事をやって、決められた時間に学校に行く日々に対してモヤモヤ感も感じていて。将来についても、年収が高い会社に入るのが良いと言われていましたし。

でも、自分らしく生きてる人達と出会って、自分も同じようにやっていけるんじゃないかと思えるようになりました。

赤木:その変化が眞柴さんの中で大きかったんですね。

コーフボールの価値をより多くの人に知ってもらいたい

赤木:今後の目標などについてお聞きして良いですか?

眞柴:日本でコーフボールを盛り上げていく事はもちろんですが、そのモデルを他の国にグローバルな展開をしていきたいと思っています。コーフボールで世界が繋がるような普及モデルを推進したいですね。

赤木:グローバル展開は大きな目標ですね。その時、眞柴さんの拠点はオランダですか?

眞柴:オランダ6:日本4くらいのバランスでいたいですね。やはり競技者としてより上を目指そうと思うなら本場のオランダにいる方が良いですし、国際コーフボール協会の拠点もオランダにありますので、そこで最新の情報を常にキャッチアップしていきたいという気持ちも強くあります。

赤木:やはり将来的にはオリンピック競技化も目指していくんですか?

眞柴:そうですね。コーフボールにはオリンピック正式種目になれる可能性があると思っています。オリンピックで正式種目になるためには75か国で競技協会がある必要がありますが、コーフボールは現在69か国で競技協会があります。これが75か国を超えたタイミングでヨーロッパで開催されればチャンスはあると思っています。

赤木:夢のある話ですね。

眞柴:オランダでは3世代くらい通して同じクラブに所属する事もポピュラーで、そこは学校や職場と違った繋がりの下、地域のセーフティネットになっています。日本でも地域総合型スポーツクラブが注目されていますが、コーフボールはそういう意味でも凄くマッチしていると思います。オリンピック正式種目になれば、日本でもそういった形でコーフボールを定着できる可能性はあるはずです。ぜひそこを目指していきたいです。

Sports worldの取り組み

赤木:眞柴さんはコーフボールだけじゃなく、ベンチャースポーツ全体を盛り上げる為の取り組みも力を入れていますね。

眞柴Sports worldですね。Sports worldはコーフボールに限らず、他のベンチャースポーツについても広めていく取り組みになります。コーフボールだけじゃなく、世界には面白いベンチャースポーツがありますので、そういった各スポーツの良さに触れてもらって、そこから自分に合うベンチャースポーツを探してもらえたら最高です。

▲Sports worldでの一枚。話題の競技『クィディッチ』をプレー

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本とオランダを股にかけ、コーフボールを普及する姿は新しいグローバル人材の姿だと思います。

スポタスでは『スポーツ+何か』を持った人をこれからもご紹介していきます。

この記事の記者紹介
スポタス編集部

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