2019/11/22 13:25 9495PV

バスケのジャンプシュート完全ガイド【コツから練習法まで解説】

スポーツシーンの中でも、綺麗に決まるとカットいいのが、バスケの「ジャンプシュート」ではないでしょうか。ここではジャンプシュートを完全にマスターするために、練習から打ち方のコツまで、幅広い内容でジャンプシュートについて解説していきます。

みなさんはバスケをしたことはありますか?

恐らく学生時代に一度はみなさんプレーされた経験があるかと思います。
その時皆さんが憧れるのが、綺麗なフォームから打つ「ジャンプシュート」ではないでしょうか。

しかし実際に打ってみると、「ゴールに狙いが定まらない」、「綺麗なフォームで打てない」、「シュートまでの一連の動作が噛み合わない」など、様々な問題点にぶつかるかと思われます。

そこで今回は、ジャンプシュートとは何かといった基本的な内容から、ジャンプシュートを打つメリット、打つ上でのコツや練習法まで、幅広い内容をについて触れていきたいと思います。

これからバスケを始められる方でも取り組みやすい内容となっておりますので、ぜひこの記事を読まれて、練習に取り入れてみてください。

セットシュートとジャンプシュートの違いとジャンプシュートのメリット

セットシュートとジャンプシュートの違い

まずはじめに「セットシュート」と、「ジャンプシュート」の違いから説明していきます。
セットシュートとは、ボールをもらい、頭の上や額前方などで一瞬かまえてからシュートを打つことを指しています。セットの際には、膝曲げや腰を落とす、背筋を伸ばす、体勢の沈み込みなどの動作も含まれ、セットが整い次第、ジャンプ動作に移るシュートになります。

続いてジャンプシュートですが、先ほど挙げた動作(セット)を、ジャンプと同時に行うシュートのことを指します。こちらのシュートの場合、ジャンプをしながらボールをリリースするためセットシュートと異なり、少しレベルの高いシュートになります。

ジャンプシュートのメリットとは?

最も大きなメリットとしては、「ディフェンスのしにくさ」が挙げられます。数秒の世界ではありますが、セットシュートに比べてジャンプシュートは動作が短いため、早く手元からリリースできます。そのため試合を想定すると大きな武器となります。

また類似しているメリットかもしれませんが、「ディフェンスに簡単にブロックされない」ということです。シュート打つ上で、ディフェンスからのプレッシャーはなるべく受けない方がゴールする成功率は高まります。バスケは比較的背の高い選手が多く、いかに邪魔されることなくシュートを打つかが大切になります。

ジャンプシュートの基本的な構え

ジャンプシュートにも正しい構え方が存在します。ここでは基本的な構え方を紹介させていただきますので、しっかり身につけましょう。

まずはじめに姿勢ですが、足を肩幅くらいに開き、膝を軽く内側に入れながら曲げ、腰を落とします。またシュートを打つ手と同じ側の足を出す姿勢がおすすめです。上半身はゴールに対して真正面(又は、ゴールに対して斜め)に構えましょう。

正しいボールの持ち方

続いて説明するのは「正しいボールの持ち方」です。これにも基本的な持ち方が存在しています。しっかりここで覚えておきましょう。

ボールの正しい持ち方は、ボールの縫い目に沿って“親指と小指”を置くようにしましょう。また人指し指をボールの縫い目と垂直になるように置くことでボールを安定して持つことが出来ます。もう片方の手は、バランスが崩れないように添えるだけにしましょう。

ここで注意ですが、あくまでボールは指先で持つように心がけ、手のひらなど、全体を使ってボールを持たないようにしましょう。

ジャンプシュートの打ち方

ジャンプシュート

ジャンプシュートは綺麗なフォームで打つのが理想的な打ち方になります。

まず先ほどお伝えした姿勢(構え)の通り、腰を落とし、膝を軽く内側に入れながらしっかり曲げて、背中を伸ばして状態を起こす姿勢を作りましょう。ジャンプの際も前のめりになったり後方にジャンプしたりするのではなく、膝を使って上に向かって垂直にジャンプするようにしましょう。

ボールはジャンプの最高点になる前におでこあたりからリリースします。その際、ボールを押し出すイメージではなく、ふわりと高く上げるイメージで、弧を描くようシュートを放ちましょう。

力を込めて強く打つのではなく、「より軽く、より小さい力」で打てるように練習しましょう。

ジャンプシュートのコツ

これはあくまで持ち方や姿勢(構え)が身についている上でのコツになります。一部テクニック的な要素も含まれるため、自身のシュートフォームが確立してからコツについて取り組まれることをおすすめします。

まずはじめに、ジャンプする際の「背中」です。背中が丸まったり、姿勢が崩れていると下半身の力を上手く上半身に伝えることが出来ません。そのためジャンプする前のタイミングから実際にジャンプするまでは、背中の姿勢をまっすぐすることを意識しましょう。

続いてのコツは「肘」です。シュートする際に肘が開いていると、せっかくの力がボールに伝わりません。肘を内側に入れて、先ほどのジャンプの力をフルに活かしてボールをリリースするようにしましょう。ここまでの動作がスムーズに出来ると、ボールは綺麗な放物線を描いてゴールに吸い込まれていくでしょう。

またシュートする際のコントロールは「親指・人差し指・中指」で行うようにしましょう。中指だけを使ったり、薬指にかかったりすると軌道が乱れるので気をつけましょう。この方法は”マイケル・ジョーダン”や”コービー・ブライアント”といった錚々たる選手も指の重要性について触れていますので、いかに重要かがお分かりになるかと思います。

またその他にも、

  • シュート後、フォロースルーをする
  • シュート中は呼吸を止める
  • ジャンプした位置にそのまま着地する
  • ボールにスピンをかける

など、より精度を高めるコツはたくさんあります。徐々にルーティンを増やしてジャンプシュートの精度を上げていくようにしましょう。

ジャンプシュートの練習法

ここではジャンプシュートの練習方法について紹介していきます。練習を積み重ねることで、シュート精度は格段に高まりますので、ここでコツを掴んで、試合で使えるシュート練習をしましょう。

リラックスしてシュートしよう!

最も重要なことは、「練習の時と同様のシュートが打てる」ことです。これは日々の練習の積み重ねが大切になります。先ほども紹介したように、より軽く、力みのないシュートが理想のフォームになります。

シュートレンジをどんどんと広げる!

最初から適度な距離からシュートを練習することも大事ですが、ここでおすすめするのは、ゴールに最も近い位置から始めて、どんどんシュートする位置を離していきましょう。始めのうちはフォームを習得出来ていなかったり、力みからボールがブレたりと成功率はかなり低いかと思います。しっかりと基礎を覚えておくことで試合で使える基本が身につきます。

(※バスケのシュートレンジを広げるコツについてはこちらの記事でも解説しています)

参考動画

ここではバスケのジャンプシュートについての解説動画をご紹介します。こちらもぜひご覧下さい。

まとめ

今回はジャンプシュートに特化した内容になっていますが、一つのシュートだけでもこれだけ押さえておくべきポイントがあります。
これから始められる方や、覚えられる方にとっては、「こんなにあるとめんどくさい」と思われるかもしれませんが、練習して身につけることができれば、試合中にかなり武器になります。

ここでしっかりとジャンプシュートを身につけて、試合で使えるシュートにしましょう。

バスケサークル運営者の方

SPOTAS+の『サークル』で、あなたのバスケサークルを広く宣伝しませんか?簡単に登録して皆にサークルの魅力を伝えよう!

バスケ仲間をお探しの方

SPOTAS+の『サークル』では、多くのバスケサークルが登録されています。ぜひこちらもご活用下さい。

<参考>

バスケット選手なら絶対習得しておきたいジャンプシュートの確率を高めるポイント(ゴールドメダル.jp)

http://gold-medal.jp/basketball/jump-shot#i-3

ジャンプシュートの打ち方と利点(【バスケ練習法】初心者のための、上達するバスケットボール練習法)

http://blog.livedoor.jp/flipflick_basketball/archives/51953507.html

一番使う場面が多いシュートとは!?(元バスケ日本一チームのシューターから伝授してもらった練習法で、点の取れない選手から県内トップレベルのシューターへ成長した秘密)

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/basket-8069/entry-12214325257.html%3Fusqp%3Dmq331AQGCAEoAVgB

バスケの基本!ジャンプシュートを極めた選手達(SPAIA)

https://spaia.jp/column/basketball/4878?page=1

バスケのシュート・フォーム〜ボールの持ち方について〜(三つ目のブログ)

http://threeyes.hatenablog.com/entry/2013/10/16/115047

バスケのジャンプシュート上達のコツとは?ジャンプシュート5つのポイント(24時間幸せ気分)

http://erumaru.com/?p=44

格段にバスケが上達するシュートのコツ(調整さんwith)

https://chouseisan.com/l/post-27465/

バスケのシュートの種類や練習のコツを紹介(SPOT +)

https://www.spot.town/sp/news/basketball_shoots/

YouTubeチャンネル『mituaki TV

この記事の記者紹介
スポタス編集部

おすすめ記事

バスケのフリースローを上達させる鍵とは

この記事ではバスケのフリースローを上達させるためのポイントや練習法を詳しく丁寧に解説しています。 バスケットボールのシュートで唯一、誰にも邪魔されずにノーマークで打てるのがフリースローです。試合終盤になるとフリースローの1点が試合を決めることもよくあります。それだけ大事なフリースローですが、意外と苦手な方も多いのではないでしょうか。そこで今回はフリースローを上達させるためのポイントや練習法をご紹介します。これからバスケを始めようという方やフリースローが苦手な方はぜひ参考にしてみてください。 フリースロー上達の重要性 バスケットボールは相手よりも多く得点を取ったチームが勝つわけですが、相手チームが強くなればなるほど簡単に得点を取るのが難しくなります。そこで重要になってくるのがフリースローです。 フリースローとはシュートモーション中にファウルをもらうと与えられるシュートのことで、2ポイントエリアだと2本、3ポイントエリアだと3本打つことができます。 フリースローでの得点は1点ですが、このフリースローを確実に決めることができるかどうかが勝敗を分けるといっても過言ではありません。 特に試合終盤のフリースローは得点以上に相手にプレッシャーを与えることになるので、フリースローの確率を高めることは試合を有利に運ぶ上でとても重要なポイントになります。 また、フリースローの成功率が高い選手に対してファウルをしてしまうと確実にポイントが取られてしまう事になりますので、相手プレーヤーのディフェンスが慎重になると言うのも重要な要素です。 フリースローのルール シューターのルール ここでフリースロー時のルールを簡単に確認しておきましょう。 シューターは審判からボールをもらってから5秒以内にシュートを打たなければいけません。5秒以上経ってしまうとそのシュートは無効となってしまいます。 シューターは打ったボールがリングに当たるまで、その場から離れてはいけません。リングに当たる前に離れてしまうとそのシュートは無効となってしまいます。 シューターはシュートを打つ時にフリースローラインを踏んではいけません。ラインを踏んで打ったシュートは無効となってしまいます シューター以外のルール では次にシューター以外のルールを簡単に確認しておきましょう。 フリースローレーンに規定の人数以外は入ることができません。(オフェンスは2人、ディフェンスは3人) それ以外のプレーヤーは3ポイントラインの外側に出なければいけません。 フリースローを打つ人がシュートを打つ際、手からボールが離れるまではその場を離れることはできません。もし手からボールが離れる前に移動してしまうとそのシュートは無効となります。 フリースローがエアボールになってしまった場合(エアボールとはシュートしたボールがゴールに当たることなく外れてしまうこと)は相手チームのスローインからスタートになります。 フリースロー時に狙う場所や理想的な軌道 フリースローに限らずバスケでシュートを打つ際、どこを狙って打った方がいいのかと悩んだことはありませんか?人によってはリングの手前を狙った方がいいという人もいれば、リングの奥を狙った方がいいという人もいます。この場合どちらが正解でどちらが間違っているというわけではないのですが、ここであえて答えるのであればそれは「人による」ということです。 例えばいつもシュートがリングの手前に当たって外れるという人はリングの奥を狙った方がいいですし、逆にいつもリングの奥に当たって外れるという人はリングの手前を狙った方がいいです つまり自分のシュートの外れ方によって狙う場所が変わるということです。そのためにもまずは自分のシュートの特徴を知り、分析することが大事になってきます。他にも疲労度によって力の加減が変わってしまう事が有りますので、試合中にも細かく確認しておく必要が有ります。 またシュートを打つ際、なるべく高い軌道の方が入りやすいといわれます。なぜならバスケットボールのリングは上を向いており、リングにボールを通すためには高い軌道の方が通りやすいからです。 リングの直径は45㎝でボールの直径は約25㎝なので、リングの真上からボールを通すようにすればシュートは入りやすくなります。 ただあまり高く上げすぎるとボールのコントロールが難しくなってしまいますので、練習しながら自分なりの軌道を見つけてみてください。 フリースローを打つ際に意識すべきこと フリースローを打つ際、意識すべきことはいくつかありますがここでは3つ紹介したいと思います。 ルーティンを決める バスケの試合を観ていると、それぞれの選手がフリースローを打つ時にいろんなルーティンを決めているのが分かると思います。ではなぜ多くの選手がフリースローを打つ前にルーティンを決めているのかというと、「平常心で打つため」です。 フリースローは観ている方からすれば「決めて当たり前」と思ってしまいます。ただサッカーのPKなどもそうですが、決めて当たり前というのがものすごいプレッシャーになってしまい、平常心で打つことができなくなり結果外してしまうということがよくあります。 ですからどんな状況でも平常心で打つことができるようにルーティンを決めておくことはとても大事です。 つま先の向き あなたはシュートを打つ時、つま先はどこを向いていますか?人によって正面を向いていたり横を向いていたりと様々ですが、自分のシュートフォームにあったつま先の向きというものがあります。 シュートをショルダー気味に打つ人はつま先を正面に向けるとスムーズに打てるようになります。 一方シュートを振りかぶって打つ人はつま先を外側に向けて打つとスムーズに打てるようになります。一度つま先の向きというものも確認してみてください。 フォロースルー バスケのシュートフォームで打った後のフォロースルーが大事だということはよく聞くと思います。なぜかというとフォロースルーが安定するとボールの飛ぶ方向も安定するのでシュートがずれにくくなるからです。 ですからプロの選手でもボールがリングを通過するまでフォロースルーを残す人もいるくらいです。フリースローを打つ時はぜひフォロースルーも意識してみてください。 フリースローの練習法 フリースローの確率を上げるために普段の練習で意識してほしいことは、常に実際の試合をイメージしてシュートを打つということです。一番良いのは成功するイメージをもとに自分ならではのルーティンを決めておくことです。 例えばドリブルを3回ついてからシュートを打つとか、大きく深呼吸してから打つとか、目をつぶって集中してから打つなど自分ならではのルーティンを決めておくことが重要です。 そうすることで試合の時少しでも緊張感を和らげることができますし平常心で打つことができるようになります。 またシュートフォームを意識することも大事です。練習でできていないことは試合でもできないのでしっかりフォームを意識しながら打つようにしてください。 ポイントは手を添える位置、リリースの瞬間、フォロースルーなどを意識するようにしてください。 参考動画 この動画では、バスケのフリースロー練習法について初心者向け講座として解説されています。こちらもぜひご覧下さい。 まとめ 今回フリースローを上達させるポイントや練習法を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。フリースローは得点こそ1点しか入りませんが、状況によっては試合を決めるシュートになります。 フリースローはコツさえつかめば誰でも確率を上げることができるので、ぜひ今回の記事を参考に練習に取り入れてみてください。 バスケ仲間をお探しの方 SPOTAS+の『サークル』では、多くのバスケサークルが登録されています。ぜひこちらもご活用下さい。 バスケサークル運営者の方 SPOTAS+の『サークル』で、あなたのバスケサークルを広く宣伝しませんか?簡単に登録して皆にサークルの魅力を伝えよう! <参考> 【初心者必見!】フリースローのルールを完全網羅。シュートの打ち方、ルーティンも紹介します。(ClutchTime) https://clutchtime.jp/archives/1556 バスケのフリースローが届かないを解決!投げ方を改善し点数を量産しよう(spopedia) https://spopedia.com/free-throw/ YouTubeチャンネル『中川直之考えるバスケットの会』 公益財団法人 日本バスケットボール協会『2018バスケットボール競技規則』 バスケットボールにおけるフリースローに関する研究

バスケのチェンジオブペース完全ガイド【コツがわかればすぐできる】 〜スピードがなくてもディフェンスは抜き去れる!〜

バスケのドリブルテクニックの1つ「チェンジオブペース」。 この記事では、チェンジオブペースにどんなメリットがあって、どのように行えばよいのかを解説しています。 英語にすると、「change of pace」。直訳すると「気分転換」という意味です。ただ、バスケに関しては、そのまま「ペースを変える」という意味合いになります。ドリブルの「ペースを変える」、それがチェンジオブペースです。 チェンジオブペースとは 1対1の場面、あなたはオフェンスです。相手のディフェンスを抜き去るために、一番重要なのは何だと思いますか? 「技の種類とスピードでしょう」 そう考えている人も多いと思います。確かにスピードがある選手がズバッとディフェンスを抜き去るシーンは、NBAなどでもよく見ます。いろいろな技を繰り出して相手を抜き去るシーンも同様です。 では、スピードがない選手は相手が抜けないのでしょうか? そんなことはありません。スピードがない選手でもディフェンスを抜けるんです。そこが、バスケットボールの面白いところですよね。 要するに、スピードがない選手でも工夫して相手を抜き去れる技があるのです。チェンジオブペースは、ドリブル技術の1つになります。簡単に説明すると、スピードの“強弱”でディフェンスを抜く技術です。 この強と弱の差が激しいほど抜きやすくなります。野球に似た話があります。130キロ台のストレートが150キロ台に見えるという話です。聞いたことがある人もいるかと思います。球速をスピードガンで計測すると130キロ台なのに、バッターボックスに立っているバッターには150キロ台のストレートのように見える、いわゆる「体感速度」というものです。 この体感速度のマジックは、「その前に緩いカーブなどを投げておく」という点がタネです。普段、あまり見ない速度の緩いボールを見せられることで、そのあとに投げるストレートが早く感じるという、一種の錯覚に近い現象です。 バスケットでも同じです。普通に速さの勝負をしたのでは、スピードのない選手は相手を抜けません。ところが、「緩急の差」を生かすことで抜けるようになるのです。 チェンジオブペースのやり方 チェンジオブペースのやり方について、順を追って説明していきましょう。 ドリブルで進みます。 ドリブルを残した状態(ボールを保持しない)で動きをストップします。 ディフェンスがその動きに合わせて止まり、姿勢が高くなります(腰が上がる)。 その瞬間、低い体勢で再びドリブルをして、一気に抜き去ります。 動作を切り取ると、このような順序になります。この中で大切なポイントが2点あります。1つ目は、2のときにディフェンスを油断させること。いかに、「休止」する、休むというイメージを相手に与えるかです。これが成功すると、3のようにディフェンスの腰を上げることができます。2のときに、自分も休むように腰を上げるようにしてみましょう。「あ、ドリブルをやめるのか」とディフェンスが思えば、自然とディフェンスの腰が上がります。 2つ目のポイントとなるのは4です。ディフェンスの腰が上がったのを確認できたら、一気にトップスピードで抜き去るイメージです。この「タイミング」が大切なのです。詳しくは、「チェンジオブペースのコツ」で説明しますので、ここでは「ズレ」について解説しましょう。 チェンジオブペースは、別名「ヘジテーション」とも呼ばれます。英語で「hesitation」、「ためらい、躊躇」という意味です。ドリブルをして、一旦、ストップすることから、こうした名前になったのだと考えられます。 クルマがブレーキをかけた時点から、完全に止まるまで移動します。これと同じように、人も「止まれ」と脳に命令してから、完全に止まるまで少し移動してしまいます。ドリブルしているオフェンスが急にストップしたときに、ディフェンスはおそらく1、2歩は進んでしまうはずなのです。このときに、「ズレ」ができます。 バスケットボールにおいて、この「ズレ」は非常に重要なキーワードです。このズレが生まれたときに、例えば、シュートに行こうとするモーションを見せたとします(ボールを保持せず、ドリブルは残したまま)。するとディフェンスは、シュートを打たせまいと、ズレを埋めるために前に出てくるでしょう。そのときが、絶好の「抜くタイミング」になります。 チェンジオブペースのコツ ここまで何度も説明をしていますが、改めてチェンジオブペースのポイントとなる点を2つ挙げたいと思います。 いかに緩急をつけるか 再び動き出すときのタイミング この2点です。緩急については、再三説明してきましたので、ここでは控えます。では、「タイミング」について説明していきたいと思います。 ストップして再び動き出すとき、意識としては「いきなりトップスピード」を出すことです。緩急の差が激しいければ激しいほど、抜ける確率が高まります。しかし、ストップしていた状態からいきなりトップスピードが出せたとしたら、陸上競技に転向したほうが良いかもしれません。それほど難しいことであり、ほぼほぼ、「いきなりトップスピード」は出せません。 では、どうすればよいのでしょうか。そこで大事になるのが「タイミング」です。「いきなりトップスピード」に近いスピードを、いつ出すのか。簡単に言えば、ディフェンスの想定外のタイミング、あるいはディフェンスの体が付いて来られないタイミングです。 “抜けるタイミング”を掴むことができると、簡単にディフェンスが抜けるようになります。しかし、だからと言って毎回同じタイミングで抜こうとすると、タイミングを読まれる可能性が出てきます。 漫画『スラムダンク』で、こんなシーンがありました。流川が仙道をチェンジオブペースで抜き去ろうとしますが、タイミングを読まれて抜けなかったシーンです。このように、タイミングを見抜かれてしまえば抜けなくなってしまうのが、チェンジオブペースの弱点です。いかに、相手の裏をかいたタイミングでチェンジオブペースをやるか、これにかかっています。 「ディフェンスの体が付いて来られないタイミング」については、かなり高度な技術になるので、ここでは簡単に触れておく程度にとどめておきます。それはディフェンスの「重心」を見極めるということです。左足に重心があると、右側にすぐに動くことは難しくなります。逆も然りです。 チェンジオブペースでドリブルを止めたときに、ディフェンスの重心がどちらの足にかかっているのかを見極められれば、さらに抜きやすくなります。緩急の差をつけて、ズレを生み出し、重心を見極めれば、いとも簡単に抜けるはずです。 参考動画 この動画では、バスケのチェンジオブペースについて解説されています。こちらもぜひご覧下さい。 まとめ チェンジオブペース(別名ヘジテーション)は、ドリブル技術の1つです。身につけておきたい度合いでいうと、クロスオーバーと同じ、星5つ(最大5)です。これは必ず身につけておきたい技術です。ヘジテーションしながらクロスオーバーで抜くとか、他の技と合わせることで簡単に抜けるので、1対1も怖くなくなるでしょう。 基本は、前を向いて(ドリブルをしている手元を見ないで)ドリブルすることです。これができないと技が出せません。初心者の人は、まずは前を向いてドリブルできることを身につけてください。 バスケサークル運営者の方 SPOTAS+の『サークル』で、あなたのバスケサークルを広く宣伝しませんか?簡単に登録して皆にサークルの魅力を伝えよう! バスケ仲間をお探しの方 SPOTAS+の『サークル』では、多くのバスケサークルが登録されています。ぜひこちらもご活用下さい。 <参考> 『考える力を伸ばす! バスケットボール練習メニュー200』(日立サンロッカーズ ヘッドコーチ 小野秀二 著) 【保存版】超絶テクニック動画!バスケットボールのドリブル技17選まとめ(NBAクエスト) https://nba-quest.com/dribbling-skills/ YouTubeチャンネル『めぐちゃんねる』