2019/09/10 16:08 7PV

バドミントンのクリアが飛ばない理由とは?【飛ばす方法を徹底紹介】

バドミントン
バドミントン初心者の方に、クリアの打ち方やコツ、練習方法を紹介していきます。この記事を読んで、クリアを打つヒントにしてください。
バドミントンのショットの中で、相手のコート奥に打ち上げるショットをクリアと呼びます。
クリアには2種類あります。初心者の方では、クリアが相手のコート奥まで届かず、チャンスボールになってしまいがちです。
それを解消するために、クリアのコツや、練習方法を記載しています。この記事を参考に、皆さんがクリアについて理解を深め、しっかりと打てるようになっていただければ幸いです。

バドミントンのクリアとは?

バドミントンのクリアとは、シャトルを相手のコート奥まで飛ばすショットです。攻守の要になるショットですので、極めて重要な打ち方です。

クリアの種類

クリアには二つの種類があります。ハイクリアとドリブンクリアの2種類です。このうち、ハイクリアは守備用、ドリブンクリアは攻撃用に使います。それぞれ具体的に紹介します。

体勢を立て直すためのショットであるハイクリア

ハイクリアは、体勢を整える時間を稼ぐために用いられるショットです。自分が不利な時に、体制や姿勢を整えるため、相手のコート奥へ、高く打ち上げるショットです。追い込まれていても、ここでうまく体制を立て直せれば、次の攻撃につなげられます。

ただし、ハイクリアショットを甘く打ってしまうと、ただの高く上がったシャトルで、相手にとってのチャンスボールになり、強烈なリターンを受けてしまうので、しっかりと相手のコート奥へ届かせることが大切です。

相手を崩すためのドリブンクリア

ハイクリアに対して、高く打ち上げずに、スピードのあるショットで、相手のコート奥まで飛ばすのがドリブンクリアです。

シャトルを上げてしまい、スマッシュやドロップを警戒している相手は、自然と前傾姿勢になります。
その時に、早いドリブンクリア打つことで、相手の後ろをぬき、相手が拾ったとしても体勢を崩すので、返球が甘くなるのです。
なので、次のスマッシュやドロップが決まりやすくなります。崩れた相手に対しては、スマッシュの威力が上がり、得点力上昇に繋がります。
つまり、たとえスマッシュが速くない方でもドリブンクリアをうまく使うことで試合の勝率を上げられます。

なぜクリアが飛ばないのか?

バドミントン

ここからはそんな大切なクリアショットが、なぜ飛んでいかないのか解説していきます。ここで紹介した要因の一つ、もしくは複数に当てはまると、ハイクリアが飛んでいかないのでしっかり治しましょう。

握りが強すぎる

ラケットを握る際に、スイングの前から強く握ってしまうと、遠くへ飛びません。
理由は、シャトルを打つインパクトの瞬間、ヘッドスピードを上げるはずの力が分散してしまうからです。そのため、インパクトのヘッドスピードが遅くなってしまい、シャトルが遠くへ飛びません。
なので、インパクトの瞬間まではゆったり構えておいて、打つ瞬間にタイミングを合わせて力を入れることが大切です

タイミングが遅いまたは打点が低い

ラケットを振るタイミングが遅い場合と、打点が低い場合はクリアは高く飛びません。また、シャトルを自分の体より後ろで捉えてしまうと、シャトルは前へとばないため、必ずシャトルをしっかり見て、頭上の高いポイントかつ、少し前方で捉える必要があります。

前に振り切ってしまう

クリア打をつ時のラケットの振り方は、頭上で振ったり、前に降ったりしてはいけません。前に振ってしまうと、ラケット面が下を向いてしまいます。そのため、シャトルが上に上がりません。
なので、前に振り切るというよりも、上に振り切るイメージで、ラケットを振り抜きます。

さらに、頭の真上で打ってしまうと、どうしてもシャトルは下に落ちるか、それ以上に上がるだけで、相手のコート奥には届きません。そこで、自分より前の、できるだけ上部で捉えるようにしましょう。

手打ちになっている

初心者の方のクリアのイメージでは、ふわっと相手のコート奥に届くショットだと思われてる方もいらっしゃることでしょう。
ですが、クリアはふわっとしたショットではなく、あくまで相手のコート奥まで飛ばすイメージでしっかりと打ちます。
そのため、体を使わずに手だけで打っていると、どうしてもシャトルに力が伝わらず、中途半端なショットになってしまいます。なので、しっかりと体を使って打つことが大切です。

大切なのは力ではない

ここまで、失敗するクリアの打ち方を紹介してきました。これまでの解説でわかるように、クリアのポイントは、タイミングと、ラケットの使い方、打点です。遠くに飛ばしたいからといって、決して力任せに打ってはいけません。
遠くに飛ばすためにある程度の力は必要ですが、必要以上に力む必要はありません。
それどころか、力んでしまうと形は崩れ、正しいショットが打てないので、いいことなしです。

まずは正しいラケットの使い方や、タイミングをしっかりと掴みましょう。

クリアが飛ぶようになるコツ

身体のねじりを利用する

クリアを飛ばすためには、全身の力を使うことが必要です。
体のねじれを使って打つと、相手のコート奥までシャトルが飛んで行きます。
ボールを投げる際に、一旦体を相手と垂直にすることで、そのまま投げるよりも距離や勢いが出ます。野球でピッチャーがやっているあれです。
そのイメージで、一旦 ネットに対して左肩を見せ、垂直な状態になり、シャトルの落下点に入ります。そして、打つ瞬間に体を開きインパクトすることで、ウエイトの移動がスムーズになり、シャトルがより遠くへ飛んで行きます。

インパクト

次はインパクトです。インパクトの際までゆったりと構え、打つ瞬間に力を入れます。
インパクトの位置ですが、最上位置で捉えるようにします。この時、自分の体よりも少し前で捕らえるようにしてください。
自分の後ろで打つと前には飛びません。また低いところで捉えてしまうと、上に上がらないので、必ず自分の斜め上前で捉えるようにしましょう。

軸をぶらさないための左手の使い方

もうひとつのポイントが左手の使い方です。シャトルの落下点に入る際に、左手でシャトルをつかむような気持ちで入ります。その後左腕を振り下ろしながら、シャトルを打つことで、安定したウエイト移動が可能となり、スイングが綺麗に出来ます。
この方法にはもう一つのメリットがあり、左腕がものさしのような役割を果たし、シャトルとの距離感をはかれます。

クリアが飛ぶ様に打つ練習方法

ここからは、クリアがしっかり飛ぶようになる練習方法を解説します。
基本的なものから、応用的なものまであるので、しっかりマスターしクリアを打てるようになりましょう

まずは止まってノック練習

クリアの練習の方法で、一番基本的な方法が、コートの奥に立ち、しっかりと止まってノック練習をすることです。

この際に、意識することはインパクトのタイミングと打点です。その上で、体の使い方をしっかりと染み込ませましょう。正しい打つ方ができれば、しっかりと相手のコート奥にシャトルが届くようになるはずです。そうなるまで、しっかりと練習しましょう。

左右に移動しながらノック練習

次に左右に移動しながらのノック練習です。
パートナーにシャトルを左右交互に投げてもらい、連続でクリアを返していきます。
最初は狭い範囲から、徐々に範囲を大きくしていきます。体制が多少崩れても、クリアをしっかり打てるようにする練習です。
焦りから体を早く開きすぎないようにするほか、打点が低くならないようにしてクリアを打って行きます。素早く打点に入り、インパクトの位置や、タイミングを意識して練習しましょう。

また焦るとどうしても、ラケットを強く握りがちなので、ゆったりとした気持ちで取り組みましょう。

上下の動きを入れてのノック練習

左右の動きができるようになったら、今度はコート中央に入り、上下左右コート全体を使ってノック練習をします。
コート全部から打ちますが、意識することは左右移動や、止まっての練習と変わりません。
動きを入れてですが、しっかりと基本に立ち返って練習しましょう。
この練習でクリアの成功率を高めておけば、試合でも使えるようになることでしょう。

一人でできるためと飛距離出しの練習

最後に一人で出来る、ためと距離出しの練習を紹介します。シャトルを真上に打ち上げて落ちてきたシャトルをまた打ち上げます。
打ちあげる際は、体のひねりを利用して打ちます。前へ飛ばす練習ではないので、上へ打ち上げます。
タメを作る練習なので特に意識します。この練習をしていて真上から打ったとしても、実際に真上で捉えてはいけません。あくまで体の使い方をマスターする練習です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。バドミントンのクリアショットは、初心者には少し難しいショットかもしれません。
しかし、うまく使えるようになると、追い込まれた際に役に立つ極めて重要なショットです。
また、ラリーを続ける上でも有効なショットなので是非練習して覚えるようにしましょう。

参考一覧

バドミントンクリアが飛ばないのはなぜ?(アクティベル)

https://activel.jp/articles/uDYOd?page=2

バドミントンのハイクリアが飛ばない理由(スゴバド)

https://happy-with.bz/badminton-hi-clear-tobanairiyuu/

バドミントン クリア(バドミントン上達プログラム)

http://xn--fdkbu5d6eb3423c426g.com/entry10.html

バドミントンクリアが飛ぶ方法とは?(バドミントンのルール教えます)

https://badminton-for-trainer.com/high-clear-shots-point/#i-3

バドミントンのクリアが飛ばない原因とコツ・解決法(アイバド)

http://aibado.com/archives/79

この記事の記者紹介
スポタス編集部

おすすめ記事

バドミントンがうまくなりたいあなたに必要な3つのスキル

今回は、バドミントンが上手くなりたいという初心者の方向けに、最初に身につけていただきたい3つのスキルをご紹介します。 バドミントンには、ノック、パターン練習、ゲーム練習など様々な練習メニューがありますが、普段どんな練習をされているでしょうか?実践中心のメニューもあれば、基礎から実践までを網羅的に行うメニューもあります。 ただ、初心者の方がいきなり実践的なメニューに取り組むのは少々考えものです。何事もそうですが、基本が身についていない状態で応用や実践を行おうとしても、ほとんど効果が得られないばかりか、逆に変な癖が付くなどして、上達を妨げることになります。 そして、一度変な癖が付いたり、間違ったことを覚えたりすると、なかなか修正できるものではありません。やはり、まっさらな状態の時に基本をしっかりと身につけることが、上達の近道と言えます。 そこで今回は、バドミントンが上手くなるために、最初に身につけていただきたい必須スキルをご紹介しますので、ぜひ上達に役立ててください! 上手くなるために必要なスキルとは バドミントンでは、コート内を素早く動き回るフットワークと、正しいフォームで打つことが、全てのプレーの土台となります。その土台の上に、それぞれの個性やプレースタイルが乗っているのです。 そして、フットワークはそれ自体がスキルであるとともに、体幹によって支えられてもいます。また、正しいフォームは、技術面では基礎打ちによって支えられ、体力面では体幹によって支えられています。 つまり、フットワーク、基礎打ち、体幹の3つがバドミントンの基本スキルであり、初心者の方が最初に取り組むべきことと言えます。 フットワーク フットワークとは、コート内を動き回る足の運び(足さばき)のことを言います。 なぜフットワークが重要かというと、それはずばり〝良いショットを打つため〟です。良いショットを打つには、良いフォームで打つことが必要です。良いフォームで打つには、シャトルの落下点に素早く入るフットワークが必要です。つまり、良いショットを支えているのはフットワークなのです。 また、フットワークと言っても、ただやみくもに走ればいいというものではありません。狭いコートを動き回るバドミントンでは、ランニングステップ(通常の走り方)より、もっと速く効率的に移動するためのステップがあります。 サイドステップやクロスステップ、ツーステップなど、臨機応変に最適なステップを踏めることが、バドミントンに求められるフットワークと言えます。 初心者の場合は、まずは各ステップを繰り返し練習し、無意識に踏めるように体に覚え込ませることが必要です。 基礎打ち 基礎打ちとは、2人1組でシャトルを打ち合い、バドミントンで使うショットを一つずつ、順番に確認していく練習です。ウォーミングアップ代わりに行われることも多く、野球で言えばキャッチボールといったところでしょうか。 基礎打ちの本来の目的は、ショットごとの正しいフォームを確認することと、シャトルのコントロールを身につけることにあります。 そして、どこに重点を置くかによって練習内容も変わるので、その練習が何を目的としているのかという目的意識をしっかりともつことが重要です。 初心者の場合は、まずはフォームを固めることに重点を置き、それができるようになったらコースに打ち分ける練習、次に距離を打ち分ける練習、さらに動きながら打つ練習といったように、段階的にレベルを上げていくと良いでしょう。 体幹 体幹とは、腹腔(お腹の内臓が詰まった部分)を囲む4つの筋肉のことです。 具体的には、腹腔の上側にある「横隔膜」、背中側にある「多裂筋」、お腹周りの「腹横筋」、下側にある「骨盤底筋群」のことを指します。 なぜ体幹が重要かというと、体の軸がブレないようにするためです。体の軸がブレてしまうと、重心移動がスムーズにできない、バランスを崩しやすい、正しいフォームで打てないなどの弊害が生じます。 体幹は、バドミントンの土台となる「フットワーク」と「正しいフォーム」の両方を支えるものであり、また、一朝一夕に身につくものではないため、初心者のうちから確実に練習に取り入れ、地道に積み上げていく必要があります。 それぞれの練習法 ここでは、フットワーク、基礎打ち、体幹それぞれの練習法を見ていきます。 フットワーク ステップ練習 ステップ練習には様々なバリエーションがありますが、ここではイスを使ったトレーニングをご紹介します。 イスを3m位の間隔で2か所に置き、選手とイスで正三角形を作ります。選手はラケットを持ち、①ツーステップで移動し左側の椅子にラケットでタッチ⇒②サイドステップで移動し右側の椅子にラケットでタッチ⇒③バックステップで元の位置に戻り素振りを1回、これを10周行います。 この練習では、より実践的な形でステップを体に覚え込ませることができます。また、俊敏性や持久力の向上も期待できるため、フットワークの向上にもつながります。 具体的なやり方は、下記の動画を参照してみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=QDP-bfSavg8 チャイナステップ チャイナステップは、何らかのステップを、通常の動きで10~20秒、小さく速い動きで10~20秒といったように、動きの大きさと速さに変化をつけながら行う練習です。1セットが終わったら、別のステップに入れ替えて、同じことを繰り返します。 チャイナステップで得られる効果としては、まずウォーミングアップ効果があります。また、俊敏性や持久力の向上も期待できるため、フットワークの向上にもつながります。具体的なやり方は、下記の動画を参照してみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=5YA-F7006KU&list=PL4iWkt-LBuxRa72uEm7eXgXoiufBzxOhs 基礎打ち 基礎打ちには様々なバリエーションがありますが、最初のうちはショットごとのフォームを意識しながら行うようにしましょう。フォームを細分化し、テイクバックの取り方、左手の使い方、打点の位置などチェックポイントを設けて行うと、意識すべきことがより明確になります。 また、試合を想定した基礎打ちの場合は別ですが、基本的にはきちんと相手に返すこと、ラリーを続けることを意識しましょう。ミスショットでラリーが度々止まってしまっては、リズムも出ませんし、打てる本数が少なくなってしまいます。 正しいフォームで、きちんと返す、まずはこれを意識しましょう。 具体的なやり方は、下記の動画を参照してみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=JMtlCyae8qo 体幹 ここでは、体幹トレーニングの定番メニューであるフロントブリッジをご紹介します。 うつ伏せになり、前腕とつま先で体全体を支えます。この時、上腕と前腕が90度になり、肘が肩の真下に来るようにします。また、つま先は肩幅程度に開き、足首から首筋までを一直線にして体を固定します。お腹が下がったり、お尻が上がったりしないように注意しましょう。30~60秒で1セットとし、2~4セット行います。 具体的なやり方は、下記の動画を参照してみてください。 https://www.youtube.com/watch?time_continue=61&v=nMAjJukJamA まとめ バドミントンが上手くなるために必要な3つのスキルを見てきましたが、いかがでしたか? 基本練習は地味で面白くないと感じるかもしれませんが、一度身につけてしまえば、あとは面白いように上達するものです。強い選手ほど基本を大切にしている、ということに例外はなさそうですね。 何事も最初が肝心!ぜひ練習を積んで、上達につなげてください! <参考> バドミントン上達のためには基礎スキル(基礎打ち、フットワーク、体幹)のマスターが徹底的に大事な理由をまとめていく(アプリとサービスのすすめ http://trafalbad.hatenadiary.jp/entry/2017/06/24/214742 バドミントンフットワーク特集!練習方法や速くする方法のコツ(Activeる!) https://activel.jp/articles/h4hq8 インナーマッスルの鍛え方とは!体幹効くトレーニングメニュー7選(Activeる!) https://activel.jp/articles/veBJA バドミントン上達が早まる基礎打ちの練習方法(バドミントンが上達する練習メニュー) http://badminton-practice.biz/menu/basic-training/

バドミントンのロングサーブ完全ガイド【打ち方から練習法まで大公開】

3大ラケット競技(テニス、バドミントン、卓球)の中で、最もサーブが防御的なバドミントン。しかも、ロングサーブは相手に「さあ撃って下さい」と言わんばかりの超守備的ですね。しかし、サーブの次はリターンです。そしてリターンは攻撃の糸口です。ここでは、リターンにつながるロングサーブの打ち方から練習方法に関して徹底的に解説します。 バドミントンのロングサーブにはフォアハンドとバックハンドの2種類あります。フォアハンドは基本的に奥のエンドラインまで高く打ち上げるために用います。止まっているシャトルを高く深く返すためには、スナップを効かせてパチンとしっかり振り切る必要があります。主にシングルスでゲーム開始の合図のようなものです。一方、バックハンドのロングサーブは主にダブルスのゲームで用いられます。ショートサーブを意識している相手前衛の意表を突いて奥にやや低い弾道で放ちます。相手をのけ反らせて、甘い球をリターンさせれば成功です。いずれの場合も、ロングサーブの目的は守備的ではあっても決してスマッシュで決めさせないことです。ここではロングサーブの打ち方のコツや練習方法をシングルスとダブルスに分けて見て行きます。 バドミントンのロングサーブとは シングルスの場合 1人でコートカバーするために、シングルスのロングサーブはセンターのエンドライン奥が狙い目です。エンドラインのクロスにサーブが飛ぶと逆を突かれるリターンも来るために守備位置が難しくなります。従って、サービスラインのセンター寄りの位置からエンドライン一杯のセンター奥深くまで高い放物線を描いてシャトルを飛ばします。 ダブルスの場合 ダブルスのサーブはショートが基本ですが、相手がプッシュを狙って前のめりの時など時折ロングサーブを放つことで牽制しましょう。狙い目はセンターとワイドの2点です。 以前はウエストラインよりも下という規則でしたが、今では床から115センチというルールに変わり身長に関係なくなりました。結果的にフォルトを取られるプレイヤーも増えて来ましたね。 ロングサーブの打ち方 シングルスの場合 腰幅のスタンスで左足のつま先をターゲットに向け半身に構えます。シャトルを軽く握る感じで高い位置からリリースします。同時に、右肩を引いてスイングを開始します。この時、右足から左足に体重移動を行います。インパクトの瞬間に体重移動のピークとなり、更にフォロースルーをしっかり左肩後方まで振り切りましょう。球のインパクトまではラケットヘッドを立てた状態、リストスタンドを保持します。 ダブルスの場合 フォアハンドで打つ方もいますが、バックハンドの方が主流ですね。理由はバックハンドはテイクバックの動作が少なく相手との間合いで優位に立てるからです。ロングの狙い目はセンターもしくはワイドの2ヶ所です。フォアハンドとは逆に右足を前にして構え、シャトルを親指と人差し指で軽くつまんでリリースと同時にスナップで押し上げます。ショートと同じフォームでないとロングが読まれて撃ち込まれてしまいます。 ロングサーブのコツ  シングルスの場合 初心者の方で遠くまでシャトルが飛ばない方は、ラケットヘッドが下がって腕とラケットが一直線になっている状態を目にします。これではシャトルは飛びません。腕がムチのようにしなってパチンとスナップが効いた時にシャトルが高く遠くに飛びます。また、大きなフォロースルーも大事な要素ですね。フォロースルーはシャトルが飛んだ方向に振り抜きます。 ダブルスの場 ダブルスのサーブはショートが基本なので、相手との心理戦の駆け引きの中でロングサーブを時折選択します。稀にロングサーブがエースとなる場合がありますが、それは相手がショートをプッシュで叩きに来た時だけですので基本は相手を仰け反らして甘い球を上げさせることです。無理してエースを狙うとラインオーバーのフォルトやスマッシュの餌食になってしまいます。 ロングサーブのメリット シングルスの場合 エンドラインまで深く高いロングサーブを放つことで、自分の次のリターン体勢をしっかり取る時間的な余裕が生まれるのが最大のメリットです。ラリー中に苦しくなってハイクリアで一旦逃げるのと同じ効果ですね。また最近は相手のスマッシュ攻撃を防ぐために、シングルスでもショートサービスを多用しますが、時折ロングを見せることで心理戦で優位に立てるメリットもあります。「君のスマッシュなんて怖くないよ」。 ダブルスの場合 ダブルスの試合は攻撃権をどう取るかの駆け引きですので、サービスもショートが基本です。しかしショートオンリーでは相手が積極的にプッシュやロブで攻撃を仕掛けてきます。そこで、フェイント気味に相手の意表を突いたロングサーブが威力を発揮します。エースは無理でも仰け反らせて甘い返球を引き出したり、少なくとも抑止力の役割が期待出来ます。また、ミックスダブルス等で相手がトップアンドバックのフォーメーションの場合、ロングが有効なショットとなる場合がありますね。 ロングサーブのデメリット シングルスの場合 サーブの高さ制限が115センチでネットが155センチですので当然サーブは防御的になります。しかもロングサーブはエンドライン一杯でも、相手はシャトルの下に入り攻撃のフリーハンドが与えられます。スマッシュ力のあるプレイヤーならば1打で得点することも可能ですね。ロングが浅くなると、その危険性が増すのでエンドラインギリギリを狙うとアウトになる可能性も出て来ます。また、スタミナが無いとゲーム終盤で正確にロングサーブを放つのも一苦労です。 ダブルスの場合 ダブルスのロングサーブの最大の欠点は甘いと叩かれてしまうことです。シングルスのように高い放物線だと相手の時間を奪えません。かと言って、低過ぎる弾道だと途中でスマッシュの餌食になってしまいます。従って、相手の心理の裏をかくのが基本です。 ロングサーブ練習法 シングルスの場合 まずは山なりの垂直落下の放物線をエンドラインまで飛ばすことをイメージして下さい。そのイメージを描きながら、腰幅のしっかりしたスタンスでシャトルをリリースして右足から左足に体重移動させながら大きなフォームで振り切ります。ラケットヘッドを立てたままインパクトの瞬間スナップを効かせます。エンドライン付近にボックスを置いて練習を重ねます。次に相手コートにプレイヤーを立たせて色んなショットを打ってもらい、サーブからリターンまでの一連の動きを習得しましょう。 サーブの一連の動作では、膝のバネ、体幹、上半身のヒネリ、手首のスナップなどの感触を意識しながら練習する事が大事ですね。 ダブルスの場合 ダブルスのバックハンドのロングサーブは相手との間合いが命ですので実戦形式での練習がいいでしょう。ロングだけの練習ではなくショートも織り交ぜて、相手の立ち位置やゲーム展開に応じて練習します。接戦の場面でもショートサービスがしっかり入るからこそ、時折放つロングサーブが威力を発揮します。 まとめ ロングサーブはシングルスとダブルスではまったく位置付けが違います。シングルスでは試合開始のゴングのようなものですが、ダブルスの場合は相手の意表をつくショットとなります。フォアハンドで繰り出すシングルスのロングサーブに対して、バックハンドのコンパクトなラケットワークから放つダブルスのロングサーブは対照的です。防御的なシングルスのロングに対して、ダブルスのロングは攻撃的とも言えますね。また、シングルスのサーブは1人でも練習出来ますが、ダブルスは実戦を通して身に付ける必要があります。 参考一覧 バドミントンサーブの打ち方!ロングサーブとショートサーブ(activel.jp) https://activel.jp/articles/8N902 バドミントンのロングサーブ・ショートサーブの打ち方のコツと種類(happy-with.bz) https://happy-with.bz/badminton-longsa-bu-syo-tosa-bu-no-uchikata-kotu-syurui-daburusu-singrus/ フォアハンドでサービス(ロングサーブ)を打つコツ(jinheang01.seesaa.net) http://jinheang01.seesaa.net/article/440825195.html 『うまくなる!バドミントン』(小島一夫 著) 『バドミントン上達BOOK』(遠藤隆 監修)