2019/09/10 14:32 132PV

バドミントンのスマッシュ完全ガイド【フォームからコツまで大公開】

バドミントン

3大ラケット競技(テニス、バドミントン、卓球)の中で球の初速が最速なのがバドミントンです。とりわけバドミントンのスマッシュは、1発で決まった時の爽快感は最高ですね。テニスの弾丸サーブや卓球のスマッシュと並びラケット競技の花形と言えます。ここでは、スマッシュの基本的なフォームや、打ち方のコツをトレーニング方法と併せてご紹介します。

プロのバドミントンプレイヤーの放つスマッシュの初速は400キロ超です。打ってからあっという間に決まってしまいます。しかし私たち一般プレイヤーにはそんな速いスマッシュは無理ですね。またバドミントンの試合では、クリアやロブショットやヘアピンなど実に多彩なショットを組み合わせてゲームメイクします。いきなりスマッシュを打って決まるのはマレです。特に、ダブルスの試合ではラリーが100回以上続くケースもあり、いかにコンパクトなスイングからショットを返して相手の甘い球を最後に叩くかが鍵となって来ました。従って、ラケットを大きくテイクバックして振り抜き、フォロースルーも大きい従来のスマッシュの法則は少し古くなりつつあります。しかし、シングルプレイヤーならば誰しも、ゲームの終盤で疲れもピークに達した時に一撃で決まるスマッシュは垂涎の武器となりますね。ここではスマッシュを打つためのフォームとコツを見て行きましょう。

バドミントンスマッシュのフォームとは

バドミントンのスマッシュフォームは人それぞれです。体幹の軸の上にあるシャトルを思いっ切り叩いて相手コートに沈めさえ出来ればどんなフォームでもOKですね。憧れのプレイヤーがいれば真似してみるのも一案です。しかし、筋力の違いやスキルの習熟度によって自分に合ったフォームを徐々に完成させる必要が出て来ます。そのスマッシュフォーム完成のポイントを見て行きましょう。

打点は高くチョイ前に

スマッシュを打つタイミングは相手のクリアやロブに対して打つわけですが、体幹の軸の頂点よりも少し手前が理想的ですね。肘をピンと伸ばすよりも少しゆとりを持たせましょう。インパクトの瞬間に備えたタメが肘に必要です。野球でも肘が90度の時に1番球に力が伝わります。フォーム自体はクリアと同じを意識して下さい。相手にどのショットを放つか最後まで伏せておくためです。

オーバーザショルダー

特に初心者の方は上がって来たシャトルに対して左肩を前にして左指を突き出す感じが良いでしょう。目標に標準を合わせたロックオンの意識をまず持ちます。テニスのサーブの時のトロフィーポーズに近いですね。自由の女神ポーズといっても良いかもしれませんが、その場合は左利きの場合です。そして、上がっていた左肩が後退して右肩が左肩を追い越すように前に来ます。このひねりがパワーの源になります。

握りはゆったりと

ラケットのグリップの握りはインパクトの瞬間まで優しくゆったりと構えましょう。グー握りは厳禁です。小指と薬指を中心に握り他の指は添える程度で充分です。そしてインパクトの瞬間に思い切り振り抜きます。手首のスナップを利かせてシャトルを弾き飛ばす感覚ですね。

リストスタンドでコンパクトなスイング

かつては大きく振りかぶってインパクト後のフォロースルーも大きいのが良いとされて来ました。しかし今やラケット性能も格段に上がりコンパクトなスイングでも速いスマッシュが可能となって来ました。それよりも打った直後にリストスタンドの形に戻し相手の返球に備えるのがベストです。

バドミントンスマッシュのコツ

バドミントン

上半身のヒネリとそれを支える体幹の強さがスマッシュのコツですが、更にインパクトの瞬間のスナップがシャトルの発射速度を高めます。宇宙と地球を行ったり来たりするのがスペースシャトル、目的地まで周遊するのがシャトルバス、ラケット間を行き交うのがバドのシャトルですね。NASAの発射台よろしく体幹に支えられたシャトルをヒネリとスナップで見事打ち上げましょう。

狙い目はどこ

オープンコートとボディが狙い目ですが、ダブルスではオープンコートはなかなか出来ませんね。甘く上がった球はプッシュで決めることも多いはずです。そこでボディアタックの出番です。バドミントンのレシーブの7割はバックで受けますので相手は通常バックハンドで待っています。その右肩口から腰にかけてがターゲットです。1発で決まらなくとも甘いリターンが引き出せればOKです。

球の足は長く、短く?

コート中盤に上がって来た球ならば短く叩きつければ決まりますが、エンドライド奥からのスマッシュの場合は短いと相手リーチ範囲内で切り返されるケースもあります。時にはダウンザライン奥に長いスマッシュも有効ですね。

いつ放てば効果的か

競り合いのゲーム展開でここで突き放したい場面では多少無理してスマッシュを打つ選択肢もありますが、ここで打てば決まると言う瞬間まで待った方が得策のケースが多いですね。エンドライド奥からのスマッシュは余り決まらずに体力ばかり消耗しますのでもろ刃の剣です。

バドミントンスマッシュで意識すべきこと

球を捕まえるタイミングと打つ方向性を意識しながら数多くのシャトルを打つことでスマッシュを会得しましょう。

スマッシュを放つ環境を作る

ボクシングのカウンターパンチでノックアウトKOのシーンは良く目にしますね。ボクシングの場合も、ジャブを放ったりフットワークを使い相手との間合いを図っています。いきなりKOパンチを振り回しても空振りしてしまいます。バドも同様に、ドリブンで相手を仰け反らせドロップやヘアピンで前に出し甘くなった球をスマッシュで決めるのが理想的です。自分なりの勝つための方程式を編み出し、その中にスマッシュを組み込んで下さい。

バドミントンスマッシュを打つ時の体をうまく使う方法

安定したフォームからスマッシュ、クリア、ドロップなどを繰り出すことが何より大切です。テニスのようにサービスエースがあるわけでは無いので、相手の読みの裏をかくことが重要です。その為にも同じフォームから打つ必要があります。

素振り

オーバーショルダーを意識しながらまずは素振りを繰り返しましょう。初心者はグリップに関して余り神経質にならず、極端なウェスタンにならなければ充分です。それよりもとにかく素振りでフォームを固めて行きましょう。肩を後ろに引く癖をつけるために、壁際に立ってラケットを振るのも良いですね。慣れて来たら、右足で蹴って左足で着地して前に体重移動がスムーズに出来るようにしましょう。

オールスマッシュのノックでタイミングを掴む

素振りでフォームが固まって来たら、実際にスマッシュを打ちながらどのタイミングで打ったら速いスマッシュが打てるか確認して下さい。

上半身のヒネリ

初心者に多いのが上半身がネットに正対したまま腕でラケットを振ることです。これではパワーがシャトルに伝わりません。野球で言えばバントのようなものです。ホームランを打つにはヒネリが重要です。ゴルフでもヒネリが無いのはパター位です。

手首の強化

同じラケット競技のテニスと決定的に違うのはスナップの使い方です。シャトルよりもはるかに重いテニスボールをスナップを効かせて打ったら手首を痛めてしまいます。一方で軽いシャトル相手ではスナップを効かせないと力強く飛んでくれません。

バドミントンスマッシュに効果のある筋肉トレーニング

ランニング&ダッシュ

走ることは全てのスポーツの基本です。定期的にランニングコースを決めて走りましょう。その際に短距離ダッシュも何本か取り入れて下さい。ストレッチのルーティンも忘れずに。

スクワット

バドミントンはラケットワークを支える下半身が命です。スクワットで大腿四頭筋とハムストリングが一緒に鍛えられます。手を頭の後ろで組むのが一番ですが、初心者は手を胸の位置でも構いません。

ランジ

ラケットをリストスタンドで持ち、左右の足を交互に前に出します。その際、腰を落としますが膝は深く曲げすぎず、ホームポジションに膝のバネを使って戻りましょう。スクワットとランジは体幹を鍛えるのに最適です。

腹筋と背筋

オーソドックスなやり方で結構ですので、地道に腹筋と背筋を鍛えましょう。

手首の強化

軽めの鉄アレイを用いて手首を痛めないように鍛えて下さい。

まとめ

スマッシュと言うバズーカ砲一撃で仕留められれば越したことはありません。しかしスマッシュは体力を消耗する武器で、ジャンピングスマッシュともなると足腰のバネを総動員します。一般プレイヤーならば、華麗なスマッシュばかりに目を奪われずに、多彩なショットを組み合わせたゲームメイクに知恵を絞りましょう。そして、ここぞのスマッシュで相手を沈めて下さい。

参考一覧

バドミントンスマッシュの打ち方とコツとフォームのポイント(activel.jp)

https://activel.jp/articles/nnwZR

バドミントンスマッシュのコツ!速く力強く打つには(allabout.co.jp)

https://allabout.co.jp/gm/gc/456990/

バドミントンスマッシュの打ち方フォームと練習強化方法(the-badminton.com)

https://www.the-badminton.com/shot/utikata-training/

バドミントンのスマッシュを身に付ける、5つの上達のコツとは?(spaia.jp)

https://spaia.jp/column/badminton/2033?page=2

『うまくなる!バドミントン』(小島一夫 著)

『バドミントン上達BOOK』(遠藤隆 監修)

 

この記事の記者紹介
スポタス編集部

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