2019/07/30 9:33 16PV

バドミントンのダブルスの戦術とは【知れば強くなる】

バドミントン

バドミントンのダブルスはシングルスと大きな違いがあります。それはパートナーとのフォーメーションがあるからです。しかも、攻撃的なトップアンドバックと守備的なサイドバイサイドが目まぐるしく入れ替わりながらラリーが続きます。ここでは、バドミントンのダブルスで知れば強くなる戦術を紹介します。

3大ラケット競技であるテニス、バドミントン、卓球の中で最もフォーメーションが複雑に入れ替わるのがバドミントのダブルスです。その理由はコートの広さに起因するものですが、ミスが出にくくラリーが長く続くからです。プロのダブルスでは100回以上続くことさえありますね。また、ネットの高さが1番高く、サーブが攻撃になりません。従って、サービスリターンから次のショットの組み立て戦術を考えて行くことになります。

バドミントンダブルスの攻め方

ここでは、パートナーの実力差がある場合、例えばミックスダブルスの時は女性が前衛に張り付いて男性が後衛でスマッシュを決めるパターン。そこまで行かなくとも、高松ペアのように、バックからの攻撃の高橋、前衛で決める松友のペアのように大きく2つのタイプがあります。いずれの場合も、お互いの長所を理解した上でフォーメンションを組むことが大切です。

A: 実力差があるペア

主にミックスダブルスが想定されます。何故ならば、パートナー選定の過程で同程度の実力者がダブルスを組むように収斂されて行くからです。ただし、身長差も含めスマッシュの攻撃力がどちらか一方のプレイヤーに偏っている場合もありますので、それも含めて見て行きます。

⒈ 前衛と後衛のプレイヤーをほぼ固定して攻める
ミックスダブルスならば女性が前衛の役割に終始しますが、ゲームを通して攻撃力のあるパートナーが後衛からスマッシュで決めるような組み立て戦術をとります。つまり、前衛は相手の穴を突いてクリアやロブを上げさせて、後衛が決めるパターンですね。従って、意図的にサイドバイサイドの守備陣営はとりません。

⒉  サービスの際も前衛が前に張り付く
前衛がサーブする時はもちろん、後衛がサーブする時も予め前衛はネット前にポジション取りします。後衛はサービスリターンが自分の不得意なバック奥に来ることも想定してサービスします。ロングサービスが甘くなれば簡単にスマッシュで決められてしまいますので、通常はショートサービスから入ります。

⒊ 攻撃の糸口はリターンから
攻撃的なトップアンドバックの陣営なので、リターンからいかに早く相手に上げさせるかが勝利の鍵です。そのためには前衛が高い位置で球を処理して、ヘアピンやプッシュの早い展開からクリアを上げさせます。上がった球をすかさず後衛がスマッシュやカットで決めます。

⒋ 後衛の守備範囲が広い
タテの陣形なのでコートの後ろ半分を1人で守るシングルのようなものです。従って、ロングラリーは望めず早めに決着をつける必要があります。前衛にチャンスを作らせて後衛が攻撃という速攻パターンを心掛けましょう。当然ながら、後衛には強靭な体幹とスタミナが求められます。

B: ほぼ互角の実力のペア

1番理想的なダブルスですね。何故ならどちらが後衛に回っても攻撃出来るからです。片一方のプレイヤーのスマッシュが弱く怖くなければ、その方にシャトルが来てワザと打たされます。つまり穴が空く訳ですね。ダブルスでは、自分達の穴を少なくして、相手の穴を見つけてその隙を突くのが勝利の方程式です。

⒈ 前衛と後衛のフォーメーションの切り替えが勝負を分ける
自分達が攻撃している時はトップアンドバックの攻撃陣を敷き、シャトルが上がって守りに回る時にはサイドバイサイドの防御陣を取ります。このフォーメーションチェンジをローテーションと呼びます。いつ切り替えるかはラリー中の瞬時の判断となり、この切り替えが上手く出来ないと、2人の間に穴が出来てその隙を突かれてしまいます。
サイドバイサイドからのリターンの仕掛けで、相手に甘い球を上げさせて前衛のプッシュや後衛のスマッシュで決めるのが理想的ですね。

⒉ 相手の弱点を見抜く
後衛のスマッシュ1発で決められれば理想ですが、そう簡単に行かないのがダブルスです。そこで、甘い球が返ってくるように戦術を組み立てます。その際の鍵は相手の弱点を突くことです。例えば、どちらかの1人がバックの奥が弱いと分かればそこにドリブンクリアで攻めて、甘くなった返球を叩きます。あるいは、長身でスマッシュは速いが打ち終わった後に1歩足が出ない相手には、前衛を避けて打った本人の斜め足元に返球するなど工夫します。

⒊ 攻撃的なレシーブか防御的なレシーブの選択
相手のスマッシュを奥まで深く返すのは安全ですが、それではいつまでたっても相手に攻撃のイニシアチブは握られたままです。浅めのポジションからラケットを立ててプッシュ気味に早いリターンをすることで形勢逆転を狙います。レシーブは攻撃の糸口ですね。

攻めの戦術

パートナーとの相性もありますが、自分達の強み弱みを踏まえた上で勝利の方程式を確立することが大事です。野球でも、8〜9回辺りになると決まって登場するピッチャーがいますよね。クローザーと呼ばれ勝利を確実なものにします。勝利の方程式とも言われています。野球のピッチャーやテニスのビッグサーブのような決定打はバドにはありませんが、前衛がこういうショットを返したら自分はスマッシュで決めるという勝利のパターンは普段の練習中から2人で確認することが大切です。

A: 相手のペアのバランスが悪い場合

⒈ 攻撃のターゲットを絞る
レシーブが弱い、ミスが多い、バックが苦手といった特徴が掴めたら、そのプレイヤーを徹底的に狙って行きます。パートナーのミスが増えてくると、それをカバーしようと無理してスマッシュで決めようとして来ます。その隙をついて攻撃しましょう。

⒉ 打たせてスタミナを奪う
相手ペアのバランスが悪ければ、単発のショットは決まるものの連続ポイントはそこまで続かないはずです。ゲーム序盤で奥まで深く返してスマッシュを打たせましょう。但し、得点差は3〜5点以内に留めて相手を乗せないことも大切です。

B: 相手のペアのコンビが良い場合

⒈ 相手を乗せない
シングルスでは少しの実力差でも得点差が大きくなりがちですが、ダブルスでは実力差以上にコンビネーションの力が物を言います。またゲーム展開次第で乗ったチームが得点を重ねる場合もあります。攻撃のイニシアチブを離さないようにしましょう。

⒉ 序盤で攻撃のパターンを試す
序盤で相手の穴を探す意味でも、攻撃のパターンを色々試しましょう。前衛のフェイクモーションも取り入れながら相手の隙を見出します。

守りの戦術

ミスをして簡単に相手に点を与えないことが何より大切です。特に連続ポイントは絶対に避けるべきです。相手が乗ってくると今まで決まらなかったショットまで不思議と決まって来ます。

A: 相手のペアのバランスが悪い場合

⒈ 無理して攻撃せずにレシーブリターン重視
サイドバイサイドでしっかり守り、リターンは奥まで返します。相手が無理してミスをしたり甘い球がくるのを待ちます。

2. 相手の体力を消耗させてミス待ち
前後左右に振って相手の運動量を増やします。スマッシュよりもカットやドリブンの配球を増やして相手の時間を奪います。

B: 相手のペアのコンビが良い場合

⒈ とにかく繋ぐ
実力が拮抗して相手のコンビネーションも良い場合は、とにかく最後までシーソーゲームの展開を心掛けましょう。自分達からのミスを出さないようにして、ロングラリーも覚悟して甘い球だけを決めて行きます。

⒉ チャンスを逃さず決める
ロングラリーを繰り返しポイントを制することが出来れば、後は体力勝負です。相手のスタミナが落ちてリターンが甘くなって来たら一気に攻めて行きましょう。20点辺りまで競り合ったら、最後は突き放す気持ちでスマッシュを打ち込みましょう。

まとめ

ダブルスのゲームではフォーメーションが大事です。しかも、ラリー中に臨機応変にフォーメーションを崩して攻撃に転じたりします。このローテーションが上手く行くとラリーが続き相手の甘い球を引き出せます。ローテーションの基本は前衛の動きを後衛がよく見てカバーアップすることです。自分達の強み弱みを踏まえて、相手の弱点を突くことで勝利が見えてきます。

参考記事一覧

バドミントンダブルスの攻め方とフォーメーションの解説(activel.jp)

https://activel.jp/articles/ovl7N

バドミントンのダブルスで勝つ!そのための戦術や方法を学んで攻めよう(activel.jp)

https://activel.jp/articles/Z2qUK

『うまくなる!バドミントン』(小島一夫 著)

『バドミントン上達BOOK』(遠藤隆 監修)

この記事の記者紹介
スポタス編集部

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バドミントンのロングサーブ完全ガイド【打ち方から練習法まで大公開】

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